国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部
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外観 家づくり
2023.7.13
車好きの方はもちろん、愛車を大切にしたい方から人気なのが「ガレージハウス」。
最近街中で見かけることも多いでしょう。
ただし、ただ単に家にビルトインガレージを付属させればいいという訳ではありません。
今回は、ガレージハウスを建てる際に間取りポイントやおすすめ設備を紹介します。
マイホームの新築を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
コラムのポイント
■「ガレージハウス」には、大切な愛車をキズや汚れから守れるだけではなく、防犯性・快適性など多方面のメリットがあります。
■ガレージをうまく住まいに組み込むためには、抑えるべき間取りポイントがあります。
■“R+house・国松工務店”が、「温度と空気のデザイン」をコンセプトに、省エネ性の高い快適でスタイリッシュな家づくりをご提案いたします。
目次
建物の一部にビルトインガレージがある家をガレージハウスと言います。
最近、狭小地から比較的敷地にゆとりがあるケースまで、様々な住宅に取り入れられています。
では、なぜガレージハウスは人気なのでしょうか?
メリットをそれぞれ詳しく見てみましょう。
最低3方を壁で囲うため、車を雨風から守ることができます。
前面にシャッターを設置すれば、もはや室内に車を置いているのとさほど変わりません。
雨風だけではなくホコリも防げますし、雪の降るエリアでは、出かける前に車に積もった雪を落とす必要もないのです。
前面道路と玄関ポーチの間に駐車場がある場合は、いくらカーポートなどの屋根がかかっていても、車に乗るまでに雨に濡れてしまうでしょう。
一方、ガレージハウスは、玄関ポーチからの動線を考慮すれば、傘をささずに車までアクセスできますし、乗り降りする際も慌てません。
そのため、乗降時に介助が必要なご高齢の方や小さいお子さんがいるご家庭におすすめです。
家の一部にガレージが組み込まれているガレージハウスは、車と家との動線が短いため、買い物で重いものを購入した際でも、運ぶ負担を軽減できます。
玄関だけではなく、勝手口や庭、物置などへアクセスできるようにしておけば、より一層便利になるでしょう。
車好き・バイク好きの方からご要望いただくのが、室内からガレージの様子を眺められるプランです。
ガレージと室内の間に窓を設けることで、いつでも車を愛でることができます。
ただし、室内のどこから愛車を眺めたいのかによって、玄関近くに配置する部屋が異なります。
また、ガレージを常に整理整頓しなければ、雑然とした様子を常に見ることになってしまうので気を付けましょう。
壁に囲われた空間なので、車などにいたずらされるリスクは下がります。
正面にシャッターを付ければ、完全に不審者の侵入を防げるでしょう。
ただし、気を付けなくてはいけないのがシャッターなしの場合。
一度ガレージに侵入できてしまえば、3方からの視線を遮れるため、逆に防犯性が低くなってしまうかもしれません。
シャッターを付けない場合には、ガレージにも窓を付けて外部から中の様子が確認できるようにしておくことをおすすめします。
容積率とは、敷地面積における延床面積の割合で、都市計画法に基づき、地域ごとに上限が決まっています。
(引用:国土交通省)
建物の一部にガレージを設ける場合、延べ床面積の1/5以下であれば、そのスペースは容積率の計算から除外することができます。(参考:建築基準法・第52条「容積率」)
つまり、その分、大きな住宅を建てられるということです。
ビルトインガレージ(「建物内に駐車場がある場合」)以外にも、以下に該当する場合は、容積率の緩和措置を受けられる可能性があります。
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ビルトインガレージは容積率から一定面積除外されます。
そのため、インターネットなどでは「固定資産税が安くなる」という情報を見かけるでしょう。
ここで間違ってはいけないのは、容積率の緩和特例は、あくまでも建築基準法によるものであり、建築確認を受ける際の容積率審査に対する措置であるということです。
固定資産税評価額の算出には、登記謄本に記載された延床面積が用いられるため、容積率の際に用いられた延床面積とは関係ありません。
つまり、容積率緩和の際に差し引かれた面積分も、固定資産税の課税対象となります。
ただし、敷地の一部を駐車場として壁などで覆わず、カーポートなどの簡易的な屋根を架けたスペースは、“建物”とは見なされないため、その部分は非課税になります。
その他の場合は、判断が分かれる可能性がありますので、必ず建設前に施工会社へ確認してください。
ビルトインガレージのある一戸建て住宅を建てる際に、ただ単に車を出し入れしやすい場所にスペースを設ければいいと思っている方もいるかもしれません。
しかし、実際はガレージと建物の間取りをセットで考える必要があります。
では、施工事例の写真を見ながら、ポイントを詳しく見てみましょう。
▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから
ご家族構成やライフスタイルによっては、深夜や早朝に車を出し入れする際のエンジン音が気になるかもしれません。
そのため、できるだけガレージの隣や真上に寝室を設けないことをおすすめします。
ただし、「車は週末家族で出かけるときだけ乗る」という場合には、それほど騒音を気にする必要はないでしょう。
寒いエリアで車に乗る前に暖機運転するような地域では、ガレージ内に溜まる排気ガスの対策も検討しなくてはいけません。
なぜなら、排気ガスには無色無臭で溜まっていることが気が付きにくい“一酸化炭素”が含まれているからです。
壁に囲われて換気設備が整っていないガレージで長時間暖機運転すると、この一酸化炭素が溜まり、重大な健康被害をもたらす可能性があります。
駐車場法施行令では、以下のような規定が定められています。
第12条(換気装置)
建築物である路外駐車場には、その内部の空気を床面積一平方メートルにつき毎時十四立方メートル以上直接外気と交換する能力を有する換気装置を設けなければならない。ただし、窓その他の開口部を有する階でその開口部の換気に有効な部分の面積がその階の床面積の十分の一以上であるものについては、この限りでない。
(引用:駐車場法施行令)
一般住宅のビルトインガレージは法規制の対象外ですが、やはりこれと同様の換気が可能な設備を整えておくと良いでしょう。
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玄関に隣接した場所にガレージを設けることが多いですが、その際に、玄関ポーチの床レベルと駐車場の床レベルの差を確認しましょう。
段差がある場合は当然ながら階段を設けなくてはいけませんが、スロープが欲しい場合は、その傾斜をゆるくするために、敢えて玄関ポーチとの距離を取らなくてはいけません。
第26条(階段に代わる傾斜路) 階段に代わる傾斜路は、次の各号に定めるところによらなければならない。
1. 勾配は、八分の一をこえないこと。2. 表面は、粗面とし、又はすべりにくい材料で仕上げること。(引用:駐車場法施行令)
勾配1/8とは、水平方向に8m移動するのに1mの高さが必要な傾斜を表します。
それよりも緩やかにしなくてはいけないということです。
室内からガレージを眺められる窓を設ける場合、シャッターを取り付けないと、窓の向きによって前面道路から室内が丸見えになってしまうかもしれません。
大きな窓を設ける場合には、前面道路から見て正面にならないようにしましょう。
また、せっかく窓を開けたのに、見えるのが車の後部のみではもったいありません。
車がどのように見えるのかも十分シミュレーションして開口計画を検討してください。
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「とりあえず車庫シャッターが欲しい」と思う方も、決断を急いではいけません。
確かに、ガレージシャッターをつけることで、防犯性は高まりますし、閉め切れば内部を部屋のように使えます。
一方で、頻繁に車を出し入れする場合は開閉が面倒ですし、その度にシャッター音が出てしまいます。
また、スペースにゆとりがない場合ですと、換気扇を設置していても、排気ガスが溜まりやすくなってしまう点も注意してください。
せっかくシャッターを付けたのに、結局開けっ放しにしているという方も少なくないため、プランニングの際には、本当に必要などうか生活ルーティーンをイメージするなど検討してください。
後付けできるように、電動シャッター用の電源のみ用意しておくという方法もおすすめです。
ガレージの広さは、駐車する車種や台数によって変わります。
ただし、今乗っている車のサイズぎりぎりで広さを決めてしまうと、将来車種を変えられないかもしれません。
そのため、車を買い替える可能性がある方は、できるだけ余裕を持った広さに設定しましょう。
車の乗り降りや荷物の出し入れをする際に、ドアやトランクを開けることを想定すると、車の両側に70〜100cm程度、後方に30〜50cm程度のスペースは欲しいところです。
シャッターを取り付ける場合は、車前方にも30〜50cm程度のスペースがあると安心でしょう。
狭小地にガレージハウスを建てる際に忘れがちなのが、自転車やバイクの置き場です。
敷地に余裕がないと、これらを停めるところをガレージ内に作らなくてはいけません。
その際には、車と自転車の使用頻度や出し入れするタイミングも確認し、どちらも不便にならないことを意識してください。
例えば、自転車を出したいのに車が邪魔ではいけませんし、車を入れる際に自転車にぶつかってはいけませんよね。
どちらの方がよく乗るのかをご家族で相談し、駐車する配置を決めましょう。
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ガレージはただ単に車を停める場所とは限りません。
メンテナンスや洗車をする場所や、DIYを楽しむ場所としても活用できます。
ただし、様々な用途で活用するためには、それなりの設備を整えておかなくてはいけません。
そこで、おすすめの設備を紹介します。
電気自動車やハイブリット車を乗るご家庭以外にも、ガレージにコンセントを設置しておくと便利です。
車内の清掃をする際に掃除機の電源を確保したり、車がない状態でDIYを楽しんだりできます。
コンセントを設置しておけば、将来的に電動シャッターを後付けする際の電源も確保できます。
何かとあると便利なのが水栓です。
特に、DIYや車いじりがお好きな方は、すぐに手が洗えるようにシンク付きにしておくと良いでしょう。
車やバイク、自転車を整備する場合は、オイル汚れが気になりますので、お湯も出るようにするのもおすすめです。
ガレージの照明を室内から確認できない場合、消し忘れを防止するために人感センサー付きの照明を設置しておくと良いでしょう。
不審者対策にもなるため、防犯の観点からもおすすめです。
夜中に車で帰宅した際にも便利なので、最低でも足元を照らせる程度の照度があるタイプを選びましょう。
車に関連する物や工具などは、ぜひガレージ内に収納できるようにしてください。
スペースが狭く、収納棚を設置できない場合は、壁仕上げ材に有効ボードを用いて、壁掛け収納できるようにするのもおすすめ。
最近は、自転車をコンパクトにかけられるサイクルラックも人気です。
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私たち“R+house 国松工務店”は、快適性とデザイン性を兼ね備えたレパートリー豊富な施工実績を持ちます。
愛知県でおしゃれな注文住宅をご検討中の方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。
ガレージハウスは、車をキズや汚れから守れるだけではなく、乗り降り時の利便性や容積率の緩和など、多方面でメリットがあります。
また、設備を整えておけば、車を停める以外の用途としても活用でき、アウトドアの作業場が作りにくい狭小地におすすめです。
ただし、ガレージをうまく住まいに取り込むためには、間取りのポイントを抑えなくてはいけません。
機能性・デザイン性に富んだガレージハウスにしたい方は、ぜひ“R+house 国松工務店”へご相談ください。
“R+house・国松工務店”は、名古屋市を中心に、長年「温度と空気をデザインする」をコンセプトに掲げ、省エネにこだわった快適な住まいづくりを行なっています。
私たちが自信を持ってご提供するのは、ずばり“9つのVALUE”。
高層建築から土木工事まで、幅広い施工経験を持つベテラン技術者です。専門性と独自性を高め、高機能・高性能住宅をご提案していきます。
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