国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部
国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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外観
2022.1.31
「おしゃれな外観を持つ家をつくりたい!」
新築を計画している人の多くはこのように思い、おしゃれな家が完成することを夢見て家づくりを進めます。
しかし、思い描くような理想の家は実現するのが難しく、建築後に満足する外観を得られる人は少ないといえるでしょう。
その原因は「理想の家の外観を明確にしないまま家づくりを始める」からです。
ゴール地点を決めずに走っても、ゴールに辿り着くことはありません。理想とする家の形を決めてこそ、満足いく家は完成します。
理想の家をつくる最初にするべきことは多くの施工事例を見て、あなたの考える「おしゃれな家の基準」を作ることです。
本記事では、建築家と工務店が二人三脚で建てた、おしゃれな外観を持つ家の実例を6つ紹介します。
建築家が設計して経験豊富な工務店が建てた事例を確認して、あなたにとっての”理想の外観”を明確にしてみましょう。
最後におしゃれな家を作るための普遍的なコツも紹介しているので、最後まで見て理想の家づくりの参考にしてくださいね。
目次
最初の事例は「異なる素材を上手に使い分けて」外観をおしゃれに仕上げています。
奥に見える2階部分や、平屋部分で面積が広い箇所にはガルバリウム鋼板が使用され、人の手・目に近い部分は天然の木材を利用しています。
一般的には同じ素材を用いつつ、色やデザインだけを変更して個性を出すことを試みます。
同じ素材を用いる方が建築費用を削減できるからです。
稲沢市の本事例では、あえて異素材をミックスして用いることで素材の良さを引き出しています。
天然の木材は温かみがあり、手に触れるときの手触りが優れています。
一方で、風雨にさらされる場所に使用すると、再塗装するためのメンテナンスが大変になります。
面積の大きい部分や高い場所には耐久性・防汚性の高いガルバリウム鋼板を用いて、長所を活かして短所を補う使い方をしています。
平屋にすることで重厚感を演出した事例です。
刈谷市に建てられた本事例は、「平屋にすることで家の重心を低く」して高級感を演出しています。ガルバリウム鋼板の深い群青色もおしゃれさに一役買っています。
壁面をくり抜くように玄関とリビングの掃き出し窓に向けた開口が設けられ、暖かな生活光が漏れ出ます。
掃き出し窓はちょうど通行人の目線が切れるような高さまで目隠しが設けられており、リビングでゆっくりくつろいでも視線を感じることはありません。
また、駐車場に設けられた植栽は成長すると、リビングの四角い窓から切り取られたピクチャウィンドウとなり、季節感を感じられます。
外観を考えるときに、通行人からの視線や外構、植栽など、複数の視点を考慮する大事さを気づかせてくれます。
次の事例は、尾張旭市に建てられたモノトーンでまとめられた家です。
家の全面が黒の鋼板で覆われており、玄関扉も同色でまとめられています。
一方でガレージまわりと駐車場が白色で彩色され、ツートンカラーになっています。
住宅に限らず、あらゆるデザインで色を使いすぎると、色同士がケンカを起こして雑多な印象を与える場合があります。
本事例はその逆に、「使用する色を2色に限ることで、おしゃれな外観の演出」に成功しています。
外壁の色だけでなく、ガレージのシャッターの色、玄関扉の色も外観イメージに影響を与え、しっかりと選ぶ大事さを認識させてくれます。
中川区のこちらの事例は、外構を家と調和させる手法が上手です。
カーポートや植栽といった外構部分は、家の建築が完了した後で計画・施工する場合があり、利便性や配色の面で失敗することがあります。
本事例は「計画段階から外構も含めて入念に案を練る」ことで、優れた使用感・デザインを実現できています。
カーポートを支える鋼材に白を用い、ポリカーボネートの屋根部分に青系の色を用いることで母屋と同じ配色となり、違和感なく風景に溶け込んでいます。
また、カーポートの屋根先端が母屋に接近することで、雨の日でも玄関~カーポート間で濡れることなく移動でき、雨の日のストレス低減に効果を発揮します。
こちらの事例も家と外構を上手に組み合わせておしゃれな外観を演出しています。
本事例では凹凸のついた外壁を用い、下から「ライティングすることで凹凸を強調して見せて」高級感をかもしています。
外壁の色を黒系統に統一することで陰影が濃くなり、照明の効果が増しています。
また、外壁を照らす照明および玄関側の照明を暖色系の光にすることで、無機質白色のコンクリートにオレンジ色の光が伸び、夜に帰宅した人を暖かく出迎える演出にもなっています。
外観を考えるとき、昼だけでなく夜のこと、照明を当てたときのことまで、時間や状況をずらして考える必要性を感じます。
最後に紹介する事例は2つの真っ白な箱を組み合わせたようなシンプルなデザインで、2箇所のバルコニーを確保するなど、見ているだけでワクワクするお家です。
外壁を白で仕上げている一方で、突き出た軒を木目に仕上げて空間を引き締めています。
本事例のように「家を斜めに組み合わせると、一般的に見られるL型の家と比べて外部からの視線を感じづらい」メリットがあります。
敷地に合わせて家を作ると、道路や隣家と正面から向き合うことになり、視線を感じやすくなってしまいます。
斜めに家を建てることで、道路や隣家の窓と相対せず、視線を感じずに快適に暮らすことができます。
建築家が設計し、経験豊富な工務店が建てた家の外観実例を紹介しました。
それぞれの実例でおしゃれなポイントはありましたが、見ていると共通して当てはまるコツ(共通項)がありました。
最後に、おしゃれな外観を実現するためのコツとして紹介します。
「おしゃれだな…」と思う家に共通していることのひとつめは、統一感を感じることです。
色やデザイン、テイストを統一することで、ひとつのストーリーが生まれておしゃれな外観を手に入れることができます。
例えば、使用する色を黒と白に制限することでモノトーンの無機質な風合いを出す尾張旭市の家はその好例です。
家づくりを検討する中で、様々な物件を見て要素を取り入れることも必要ですが、理想とする外観に合わないと感じたら、不要な要素は削ぎ落とす潔さも必要です。
おしゃれに感じる家の多くは、しっかりとした外構を持っています。
家が完成した直後で砕石が敷き詰められたままの家と、しばらく経過して外構まで完成した状態の家とで、全く違う家に感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。
どうしても家本体のデザインに傾倒してしまいますが、外構の重要性も認め、費用を確保するとともに外構プランを練ることが大事です。
「統一感を出す」こととも関係しますが、おしゃれな家は窓の使い方が上手です。
窓の高さ、大きさ、開き方などを合わせることで、家の外観は驚くほど端正に整います。
当然、家の中からの使い勝手にも影響するため、高さや大きさを統一するのは困難です。
しかし、窓を上手に使うことで外観デザインがおしゃれになることを認識しておくことが大事です。
建築家が設計した、おしゃれな家の外観を6つ紹介しました。
それぞれ趣の異なる家ですが、外観にこだわっていることはすぐに分かります。
こういったおしゃれな住宅をたくさん見て、あなたにとっての「おしゃれがな外観」はどんなものかイメージを確定させることで、理想の家に一歩近づくでしょう。
R+house 名古屋西・緑・東海店 / 株式会社国松工務店では、「建築家とつくる家づくり」を掲げて、おしゃれで高性能な家を手ごろな値段で提供しています。
愛知県で新築を検討している人は、ぜひ一度家づくりの相談に来てみてください。