家づくりコラム

家づくり

2023.12.25

新築で寒い!と感じる4つの原因とは?後悔を防ぐ4つの対策も解説

新築で家を建てたのに「寒い!」と不満を覚える人

「新築で住宅を建てたのに寒い…。」

このように、新築であるにも関わらず寒さを感じ、後悔につながるケースがあることをご存知でしょうか。

 

本記事では、新築で住宅を建築した場合に寒さを感じる4つの原因を紹介するとともに、後悔を防ぐための具体的な4つの方法を解説します。

 

寒さに対抗するためには、ハウスメーカーを決める段階や設計段階など、家を建てる前の段階が重要です。

家づくりを始めた頃だからこそ、住宅の基礎的な性能の重要性を把握しましょう。

▶︎関連コラム:『寒くない家』を建てるには?ハウスメーカーの選び方や失敗事例、実現した場合のメリットを解説

 

コラムのポイント

■新築で寒さを感じる場合、家の「性能面」での原因と「間取り面」での原因があります。

■どの原因も対策を施すことは可能ですが、最も簡単な対策は断熱・気密に強いハウスメーカーを探すこと。

■施工事例や発信内容を確認しながら、暖かい家を建てるハウスメーカーを探しましょう。

 

寒さを感じない、暖かい住まいを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、高気密・高断熱の住まいづくりを行っています。

愛知県で暖かい家を建てたいと考えている方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。

▶︎お問い合わせはこちらから

 

新築で寒い!と感じる4つの原因とは?

はじめに、新築の住宅で「寒い!」と感じてしまうのはどうしてなのか、理由を紹介します。

具体的には、以下の4つの原因が考えられますので把握しておきましょう。

  • ・窓や断熱材の断熱性能が低い
  • ・施工精度が低い、または断熱仕様によって気密性が低い
  • ・部屋が細かく区切られている
  • ・暖房器具の容量が不足している

 

窓・断熱材の断熱性が低い

住宅のどの部位から熱が逃げ出す・侵入するのか示した図

引用:環境省「エコジン2020.2 断熱性能が高い窓で夏も冬も快適に」

1つ目は、窓や断熱材の性能が低いことです。特に窓からの熱の侵入で外の冷気が室内に伝わってしまいます。

 

冬場において、熱の損失の半分以上は玄関ドアや窓といった開口部から失われるとされています。

また、屋根や外壁、床といった断熱材が入っているはずの場所からも、合わせて27%ほどの熱が失われているとされます。

 

ハウスメーカーによって標準的に使用される窓枠や窓ガラスは異なりますが、依頼予定のハウスメーカーが使用する窓・断熱材の性能が低い場合は、冬になると寒さを感じてしまうかもしれません。

施工精度が低い、または断熱仕様によって気密性が低い

2つ目は、施工精度の低さや断熱仕様によって気密性が確保されていないケースです。

 

断熱材を入れていても、施工精度が低ければ断熱材と構造材のあいだにすき間が生じて気密性が低くなり、すき間風を感じる可能性があります。

すき間風は外の冷たい空気が直接入り込むことから、家の寒さに直結します。

 

また、断熱材はグラスウールやウレタン吹き付けなど様々な種類があります。

使用する断熱材によってはすき間が生じやすいものもありますので、気密性が取れない原因のひとつと捉えましょう。

▶︎関連コラム:【気密性の高い家】7つのメリット・5つのデメリット

部屋が細かく区切られている

3つ目は、部屋が細かく区切られていることです。

どんなに断熱性能・気密性能が高くても、暖房器具を始めとする熱源がなければ徐々に室温は下がっていきます。

普段は暖房の効いているリビングで過ごしていても、トイレや浴室などに向かうために暖房器具のない廊下に出ると冷気を感じることとなるでしょう。

部屋感の温度差が大きくなったときに症状が出るヒートショック

引用:政府広報オンライン「冬の入浴中の事故に要注意!」

こうした部屋間の温度差はヒートショックを引き起こす可能性も指摘されていて、細かく部屋を区切ることは健康を脅かすことにつながる可能性があることも認識が必要です。

暖房器具の容量が不足している

4つ目は、取り付けた暖房器具の容量が不足している場合です。

 

暖房器具は適切な容量のものを使用しなければ、外から冷やされる力の方が強くなり、部屋が寒くなったり強運転を続けて暖房費が上がったりと不利益を被ってしまいます。

特に吹き抜けや勾配天井を採用している場合は、畳数表示以上の大きさの暖房器具を準備する必要があります。

 

寒さを感じない、暖かい住まいを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、高気密・高断熱の住まいづくりを行っています。

愛知県で暖かい家を建てたいと考えている方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。

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新築で寒い!を防ぐには?4つの方法を解説

では、こうした新築の「寒い!」を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。

以下の4つの方法で対策を立てましょう。

  • ・高い性能の窓・断熱材を利用する
  • ・気密性を保証しているハウスメーカーに依頼
  • ・一体的・開放的な間取りを目指す
  • ・畳数・間取りに合った適切な容量の暖房器具を利用

 

高い性能の窓・断熱材を利用する

高い効果を期待できる対策は、高い性能の窓や断熱材を利用することです。

 

窓枠はアルミよりも、アルミと樹脂の複合サッシの方が性能が高く、樹脂単体の窓の方がさらに性能が高くなります。

また、窓ガラスについても、ガラスが1枚の単板ガラスより2枚のペアガラスの方が、さらに3枚のトリプルガラスの方が性能が高くなります。

 

性能と比例して建築価格も高くなることから、性能と費用のバランスが取れた窓まわりが求められます。

▶︎関連コラム:【高気密高断熱な家】9つの後悔と8つの対策│ハウスメーカー選びが大事になる?

気密性を保証しているハウスメーカーに依頼

断熱性能の向上と同じくらい重要なこととして、気密性能の向上が挙げられます。

気密性能を高めるためには、気密性を示すc値を保証しているハウスメーカーに依頼することがおすすめです。

 

気密性能は家中にある細かなすき間を集めた場合を仮定して、その面積がどの程度なのか計算する「c値(c㎡/㎡)」で示されます。

このc値は、特殊な機械を設置したうえで家の空気を外に吸い出すことで測定可能です。

一般的にはc値が1以下であれば高性能と評価されますので、建築を予定しているハウスメーカーにc値の目標値を聞いてみましょう。

 

気密性能の高い住まいを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、気密測定を行ったうえでc値が0.5を上回る場合は気密性が高まるように手直ししたうえで再測定を行っています。

愛知県で気密性能の高い、暖かい家を建てたいと考えている方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。

▶︎お問い合わせはこちらから

 

一体的・開放的な間取りを目指す

広々としたLDKを中心とする開放的な間取りの実例

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

部屋間の温度差を縮めるためには、部屋と部屋をつなげた一体的・開放的な間取りを目指すことをおすすめします。

 

たとえば、リビングと水回りの間にあった廊下をリビングと一体化させることで、元々廊下であった場所もリビングの暖房で温められます。

また、リビングに洗面室や脱衣室を隣接すれば、リビングの暖気が伝わることも期待できるでしょう。

 

部屋と部屋の垣根のない間取りにすることで、部屋間の温度差を縮めることができます。

畳数・間取りに合った適切な容量の暖房器具を利用

気密性や断熱性を確保した上で、冬場の「寒い!」を避けるためには、間取りに合わせた容量の暖房器具を設置します。

適度な容量の暖房器具を選定することで、すぐに部屋が温まり暖房器具の運転効率が高くなることから光熱費も抑えられます。

 

こうした対策を施すことで、新築でありながら寒さに後悔を抱える事態を避けられるでしょう。

新築での寒さについてよくある質問へ回答!

記事の終わりに、新築での寒さについて聞かれることの多い疑問についてお答えします。

新築は「1年目が寒い」と言われるのはどうして?

新築住宅が立ち並ぶニュータウンの風景

A.賃貸住宅と比べて部屋が広くなるから・効率的な暖房の利用方法が分からないから

新築で家を建てた際に「1年目が寒い」と指摘されるのは2つの理由があります。

 

1つ目は賃貸住宅と比べて部屋が広くなることです。

新築を建てる・購入する多くの人は、新築に移る前はアパートなどの賃貸住宅に住んでいることでしょう。

賃貸住宅は一般には戸建て住宅より面積が限られ、暖房器具を利用した際に比較的早く温まります。

一方で一戸建ての場合は1つの空間が広くなり、暖房をつけても温まるまでに一定の時間がかかります。この差で「寒い」と感じる場合があります。

 

また、新たな環境、新たな暖房器具であることから適切な暖房の運用方法が分からないことも、1年目に寒さを感じる原因に挙げられます。

シーリングファンは寒さ対策にも有効なの?

A.シーリングファンは寒さ対策にも有効です。

夏場に風を送るための装置として考えられがちなシーリングファンですが、実は逆回転させることで天井に溜まりがちな温かい空気をかき混ぜて部屋の上下の温度差を解消する効果を期待できます。

上に溜まる温かい空気をかき混ぜる機能を持つシーリングファン

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

吹き抜けや勾配天井といった縦方向に大きな空間を設ける場合は、シーリングファンの設置を検討してみましょう。

▶︎関連コラム:吹抜け×リビングのおしゃれな間取り事例|後悔を防ぐコツも

まとめ│新築で寒い!は原因を知って対策しよう

新築に住んだ際に「寒い!」と後悔を感じる原因と対策を解説しました。

 

新築で寒さを感じる際には、断熱性・気密性の不足を主とした原因があります。

高い断熱性能の窓や断熱材を選択するなど、主体的に断熱性を高めるように家づくりを行いましょう。

 

なお、特におすすめできる方法は、断熱性・気密性に配慮した設計・建築を標準的に行っているハウスメーカー・工務店に依頼することです。

こうした会社では高性能な断熱材を使い慣れていて、さらに気密性を高めるノウハウが蓄積されています。

快適な住まいを実現するためには、こうしたハウスメーカー・工務店を意識して探しましょう。

 

愛知県・岐阜県・三重県でこれから注文住宅の建築を予定している方は、弊社「“R+house・国松工務店”」までご相談ください。

断熱性・気密性の高い住まいを実現するための方法をお伝えします。

▶︎お問い合わせはこちらから

愛知で“快適でおしゃれな”住宅を建てたい方はR+houseへご相談を

 

“R+house・国松工務店”は、名古屋市を中心に、長年「温度と空気をデザインする」をコンセプトに掲げ、省エネにこだわった快適な住まいづくりを行なっています。

私たちが自信を持ってご提供するのは、ずばり“9つのVALUE”。

 

技術者集団

高層建築から土木工事まで、幅広い施工経験を持つベテラン技術者です。専門性と独自性を高め、高機能・高性能住宅をご提案していきます。

 

高耐震

私たちが手掛ける住宅はすべて認定長期優良住宅+耐震等級3標準仕様。一般的にはあまり考慮されない、重心・剛芯・バランスも重視しています。※耐震等級3相当・同等ではなく「適合証明書」を取得した認定住宅です。

 

粘断震工法(オプション)

高層ビルにも用いられている粘断性体を使用。住宅用制震工法により高耐震+超制震を実現します。大規模な地震発生時にも、地震エネルギーを約80%吸収、建物変形量を約1/2に軽減します。

 

超高気密

気密性を示すC値は、R+house標準の1(cm²/m²)以下を大きく上回る高気密を実現。全棟実測試験を行い、C値0.5(cm²/m²)以上の場合は、施工のやり直しを行っています。

 

エネパス住宅

最高峰の断熱材と太陽光発電システム。日々の電気料金の軽減にも貢献します。

 

温度バリアフリー

地中熱利用全熱交換器型循環システム+エアーサイクルを標準装備。温度差のない住環境を実現することで、結露によるカビ・ダニの軽減、冬のヒートショックによる家庭内事故、冷え性・低体温症など、家の温熱環境が身体に与える影響に配慮しています。

 

高環境

床暖房を必要としない施工方法と空気の対流を考えた設計により、ストレスを軽減。大きな吹き抜けを設けることでさらに冷暖房効率が良くなり、エアコン1台で家じゅう高環境が得られます。

 

高濃度水素生活

家族で使用する全ての水に、自然の原理から生まれた最先端技術の「生命の水」を採用。酸化反応を抑制し活性酸素を減少。自然治癒力やデトックス効果を促進します。 高濃度の水素を体内に取り込むことで、悪玉活性酸素を体内から排出し免疫を高めます。健康寿命「健康促進+美+若さ」の追及に役立てていただけます。

 

抗アレルゲン住宅

私たちが扱う住宅はすべて抗アレルゲン仕様。PM2.5、ハウスダスト、花粉、粉塵、煤塵、黄砂、ダニなどを特殊なフィルターで取り除き空気を浄化。さらにイオン化することで、消臭・除菌やカビの撃退へ。家中クリーンな空気環境で、アレルギー軽減へとつなげます。

 

家の長寿命化だけではなく、家族の健康も守れる“R+house”の住宅。

高性能住宅の建設をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

▶︎お問い合わせはこちらから

 

 

 

 

建築家と作る家づくり

 

100名以上在籍する建築家が、お客様のご予算や好みにピッタリなマイホームをご提案いたします。

名古屋市の“R+house・国松工務店”が主体となり、普通の注文住宅と同じような手順・予算で建築家との家づくりをサポートします。

モデルハウス見学や勉強会を随時開催していますので、お近くの方はぜひお気軽にご活用ください。

 

監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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