国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部
国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
家づくりのご相談なら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
家づくり 省エネ 高気密高断熱住宅
2023.12.28
▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから
c値とは、住宅における隙間の量を表す指標です。
1平方メートル当たり何平方センチメートルの隙間があるのかで計算され、専用の機械を利用することで建物の気密性能の程度を計測することができます。
本記事では、c値とは一体どのような指標で、c値を意識しつつ住宅を建てる場合のメリット・デメリットを解説。さらにc値を高めるための方法を紹介します。
c値を意識した設計にすることで、どのような特徴のある家が完成するのか確認しましょう。
▶︎関連コラム:【気密性の高い家】7つのメリット・5つのデメリット
コラムのポイント
■c値とは、住宅の気密性能を示す指標で、一般的には1.0を下回る場合に高気密住宅であるとされます。
■気密性を高めることで、ヒートショックの防止など様々なメリットがあるため、どの住宅においてもc値は確認するべき指標であるといえます。
■c値を意識した設計・施工を行えるハウスメーカーを選択肢て、快適な室内環境を実現しましょう。
私たち“R+house 国松工務店”は、高気密・高断熱の住まいづくりを行っています。
愛知県で暖かい家を建てたいと考えている方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。
目次
改めて、c値の定義を確認しましょう。
c値とは住宅におけるすき間面積を指しており、建物全体のすき間面積(cm2)を延床面積(㎡)で割って得られる数値です。
計算の結果1㎡あたり、どの程度の隙間があるのかを確認できます。
では、このc値を確認することはできるのでしょうか。
c値を確認するためには、気密測定試験機を利用するのが一般的です。
建物の中で、トイレの換気扇など外とつながる場所を塞いだうえで気密測定試験機を動かし室内の空気を外に吸い出すことで測定を行います。
1回で数万円の費用を要しますが、気密性の高い住まいを実現するための費用としては、必要な出費と考えましょう。
c値を測定した結果、1.0、1.5、2.0などといった数値が求められます。
1.0であれば、計測した建物には1㎡あたり1c㎡の隙間があることになります。
実はc値は国土交通省など公的機関が数値の目安を設定していないことから、目標となる数値がありません。
このため、各ハウスメーカー・工務店ごとに目標とする数値を設定しているのが現状です。
その上で、一般的にはc値が1.0以下になると高気密住宅であるといえるでしょう。
“R+house・国松工務店”では、気密測定を行ったうえで、c値が0.5を下回る場合に施工をやり直すことを約束しています。
気密性の高い暖かな住まいを手に入れたい方は、こうしたc値の計測と保証を行うこともハウスメーカー・工務店選びの要素としてみましょう。
c値について調べると、「c値は意味ない」という指摘を受けることがあります。
この指摘はc値を1.0以下に抑えた住宅であっても寒さを感じるケースがあることが理由とされます。
気密性能をいくら高めても、窓や断熱材の性能が低ければ、隙間風ではなく、窓や壁から熱が伝わることで部屋が冷えてしまうでしょう。
c値を追い求める場合は同時に「断熱性も高めなければ意味がない」ということです。
こうした特徴を持つc値。
c値1.0以下の高気密住宅を実現したとき、どのようなメリットを感じられるのでしょうか。
c値の低い住まいは、隙間からの外の空気の侵入が少なくなります。
冷たい空気、熱い空気が入り込みづらくなることから、冷暖房機器の稼働効率が上がり光熱費を抑えられるでしょう。
隙間風の侵入を防ぐことは、そのまま室内の温熱環境の安定化につながります。
外から侵入した冷たい空気は足元に留まり、顔のまわりは暖かく足元は冷たい不快な環境が形成されます。
一方でc値の低い気密性能の高い家であれば、温度差が少なく快適な温熱環境の室内になるでしょう。
引用:政府広報オンライン「交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!」
室内の温度差を小さくすることは、ヒートショックによる健康被害を防ぐことにもつながります。
ヒートショックとは、暖かい部屋から冷たい部屋へ移動する際に、急激な温度差が原因となり血圧が急上昇するなど体調に悪影響を及ぼす現象です。
気密性を高めて部屋と部屋の温度差を縮めることで、ヒートショックによって体調不良が引き起こされる事態を防げるでしょう。
隙間風が入ると、その周囲では室内の空気とのあいだに温度差が生まれます。
結果として結露が発生して、カビやダニの発生につながる恐れも。
c値を抑えることですき間風の侵入がなくなり、結果として結露の発生を抑えられる健康的な住まいになるでしょう。
現行の住宅は24時間換気システムが導入されていることから、一定時間ごとに室内の空気が入れ替わるように設計されています。
しかし気密性能が低くすき間風の多い家では、正しい換気経路での換気が行われず、一部の部屋に湿気やシックハウス症候群の原因物質が溜まる可能性があります。
気密性を高めて隙間風をなくすことで、室内の空気を換気計画通りに適切に入れ替えられるようになります。
▶︎関連コラム:“24時間換気システム”とは?寒い・うるさいなどの対策についても
気密性を高めることは騒音に関するストレスを低減することにもつながります。
建物にすき間があると、すき間から外の騒音が室内に響いてきてしまいます。
一方で十分に気密を取っている住まいであれば、外部からの音の響きを大幅に軽減できます。
また、外からの騒音を減らすだけではなく、室内で子どもが遊んだりする音が外に漏れる心配をせずに済む点もメリットに数えられます。
c値を高めることは、メリットだけでなくデメリットを感じることにつながる可能性もありますので把握しておきましょう。
c値を高めるためには、気密性を確保できる特殊な断熱材を使用したり、隙間風が発生しやすいコンセント周りや窓枠まわりなどへの十分な気密対策が必要です。
こうした対策は手間がかかることから、人件費や部材費の分だけ建築費用が高くなる傾向にあります。
気密性を高めた住まいを建てる場合は、シックハウス症候群への対策も講じる必要があります。
隙間風のある家では、建材からシックハウス症候群の原因物質が揮発した場合も、隙間風のおかげで外へと排出ができていました。
しかし気密性の高い家ではシックハウス症候群の原因物質が宅内に留まり続ける可能性があります。
適切な換気計画を立てて、湿気や有害物質を効率的に排出できるよう配慮しましょう。
記事の終わりに、c値を高めるために知っておきたい事柄を解説します。
c値を高めるためには、気密性を高めやすい窓や玄関ドアを選択することをおすすめします。
広く使用されている引き違い窓は、2枚の窓が横方向に動く構造上気密を取りづらい構造になっています。
一方で滑り出し窓など、窓枠に窓本体を押し付けるようにして閉める窓であれば、高い気密性を期待できます。
窓や玄関ドアを選ぶ場合は、気密性のことも考慮して考える必要があります。
▶︎関連コラム:注文住宅を失敗しないための“窓”選び|配置のコツや建設費用との関係について
窓や玄関ドアなどの開口部に加えて、断熱材も気密性能を高められるものを使用することをおすすめします。
吹き付け・発泡系の断熱材などは、吹き付けられた箇所で膨らんで隙間を埋めていきます。
こうした気密性を高められる断熱材を選択することも大切です。
▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから
新築でハウスメーカー選びに迷っている場合は、c値を保証しているハウスメーカーを選びましょう。
こうしたハウスメーカーは気密性を高める施工方法を熟知していて、使用する断熱材なども気密性を高められる製品を使用しています。
気密性の高い住まいを目指す場合は、気密性に対して自信を持っている業者を選定しましょう。
▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから
注文住宅を建てる際に気になる様々な指標。その中でも重要なもののひとつがc値です。
住宅の気密性を確認するための本指標は、把握しておくことで温熱環境に優れた快適な住まいの実現を手助けします。
デザインや収納の多さなど、目に見える部分だけでなく、気密性・断熱性など目に見えない部分も重視するハウスメーカーを選択しましょう。
「1㎡あたり0.5c㎡」を下回る住まいの実現を保証している“R+house・国松工務店”のモデルハウスや完成見学会に赴いて頂き、ぜひ気密性の高い家を体感してみてください。
名古屋市を中心に愛知県・岐阜県・三重県で高気密高断熱な家を建てたいと考えている方は、お気軽に「“R+house・国松工務店”」までご連絡ください。
“R+house・国松工務店”は、名古屋市を中心に、長年「温度と空気をデザインする」をコンセプトに掲げ、省エネにこだわった快適な住まいづくりを行なっています。
私たちが自信を持ってご提供するのは、ずばり“9つのVALUE”。
高層建築から土木工事まで、幅広い施工経験を持つベテラン技術者です。専門性と独自性を高め、高機能・高性能住宅をご提案していきます。
私たちが手掛ける住宅はすべて認定長期優良住宅+耐震等級3標準仕様。一般的にはあまり考慮されない、重心・剛芯・バランスも重視しています。※耐震等級3相当・同等ではなく「適合証明書」を取得した認定住宅です。
高層ビルにも用いられている粘断性体を使用。住宅用制震工法により高耐震+超制震を実現します。大規模な地震発生時にも、地震エネルギーを約80%吸収、建物変形量を約1/2に軽減します。
気密性を示すC値は、R+house標準の1(cm²/m²)以下を大きく上回る高気密を実現。全棟実測試験を行い、C値0.5(cm²/m²)以上の場合は、施工のやり直しを行っています。
最高峰の断熱材と太陽光発電システム。日々の電気料金の軽減にも貢献します。
地中熱利用全熱交換器型循環システム+エアーサイクルを標準装備。温度差のない住環境を実現することで、結露によるカビ・ダニの軽減、冬のヒートショックによる家庭内事故、冷え性・低体温症など、家の温熱環境が身体に与える影響に配慮しています。
床暖房を必要としない施工方法と空気の対流を考えた設計により、ストレスを軽減。大きな吹き抜けを設けることでさらに冷暖房効率が良くなり、エアコン1台で家じゅう高環境が得られます。
家族で使用する全ての水に、自然の原理から生まれた最先端技術の「生命の水」を採用。酸化反応を抑制し活性酸素を減少。自然治癒力やデトックス効果を促進します。 高濃度の水素を体内に取り込むことで、悪玉活性酸素を体内から排出し免疫を高めます。健康寿命「健康促進+美+若さ」の追及に役立てていただけます。
私たちが扱う住宅はすべて抗アレルゲン仕様。PM2.5、ハウスダスト、花粉、粉塵、煤塵、黄砂、ダニなどを特殊なフィルターで取り除き空気を浄化。さらにイオン化することで、消臭・除菌やカビの撃退へ。家中クリーンな空気環境で、アレルギー軽減へとつなげます。
家の長寿命化だけではなく、家族の健康も守れる“R+house”の住宅。
高性能住宅の建設をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
100名以上在籍する建築家が、お客様のご予算や好みにピッタリなマイホームをご提案いたします。
名古屋市の“R+house・国松工務店”が主体となり、普通の注文住宅と同じような手順・予算で建築家との家づくりをサポートします。
モデルハウス見学や勉強会を随時開催していますので、お近くの方はぜひお気軽にご活用ください。