家づくりコラム

家づくり 省エネ 高気密高断熱住宅

2023.8.2

「オール電化をやめたい」そう思う理由は?対策方法を詳しく解説

オール電化住宅

 

新築住宅を検討している方の中には、「オール電化にするかどうか」でお悩みの方は少なくないでしょう。

なぜなら、インターネットなどで調べると「やめたい」「後悔している」という言葉を目にするからです。

では、なぜそのように思う方がいるのでしょうか。

今回は「オール電化をやめたい」と思う理由とその対策について、詳しく解説します。

オール電化住宅に関連する補助金も紹介しますので、マイホームの新築を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

コラムのポイント

■ オール電化を後悔しないためには、ご自身のライフスタイルに合っているかを事前に確認することが欠かせません。
■ オール電化の効果を活かせるかどうかは、家の断熱性・気密性が大きく影響します。
■“R+house・国松工務店”が、「温度と空気のデザイン」をコンセプトに、省エネ性の高い快適でスタイリッシュな家づくりをご提案いたします。

 

 

「オール電化をやめたい」と思う理由とその対策

オール電化をやめたいと思う理由は

 

「オール電化をやめたい」そんな言葉を目にすると、果たしてマイホームに取り入れるべきか迷ってしまうかもしれません。

後悔しないために重要なのは、デメリットばかりを見るのではなく、その対策も合わせて知ることです。

では、多くの方が「やめたい」「後悔した」と思う理由と、その解決方法を見てみましょう。

 

「電気代が高くコスパを実感できない」

オール電化にするためには、高性能な設備機器を導入する必要があり、イニシャルコストは割高です。

しかし、昨今の電気代アップに伴い、光熱費が上がり、初期費用をなかなか回収できないと後悔している方は少なくないでしょう。

確かに、世界的な原油高に伴い、電気料金は値上がりを続けているため、全てを電気で賄っているオール電化住宅は、生活コストが高くなってしまいます。

オール電化住宅対象の電気料金プランの中には、夜間電力が安い反面、日中の電力は割高に設定されているものもあるため注意しましょう。

 

解決方法

電気代が上がっている現状を考えると、オール電化に「太陽光発電システム」は必要不可欠です。

さらに、日中の余剰電力を夜間に活用するために、蓄電池を導入することをおすすめします。

“R+house国松工務店”の住宅は、太陽光発電システムを標準装備。

日々の電気料金軽減にも貢献します。

 

 

「冬に暖房の効きが悪い」

電気エアコンは灯油ストーブなどよりも部屋が温まるのが遅いと感じて後悔してしまう方もいます。

オール電化にしたにも関わらず、真冬にストーブを出すという家庭もあるでしょう。

しかし、これは電気式暖房機器の効果が低いのではなく、家の断熱性に問題がある場合がほとんどです。

また、極端に冷える寒冷地ですと、すぐに室内を温めなくてはいけないため、オール電化では寒さを感じてしまうかもしれません。

 

解決方法

家の断熱性・気密性を高め、真冬でも外気温の影響を受けにくくするのがポイントです。

暖房効果を持続させ、最小エネルギーで快適な室内環境を保てます。

“R+house国松工務店”の住宅は、超高気密・温度バリアフリーが特色。

空調効率を最大限に高めることができます。

 

 

「停電時に日常生活が送れない」

オール電化ということは、電気がない環境下では家電製品が一切使えなくなるということです。

そのため、防災面の観点からガス調理器やガス暖房機器を取り入れる方もいます。

 

解決方法

停電時には電気同様にガスの供給も止まってしまう可能性は決して低くありません。

災害に強い家にするためには、太陽光発電システムを導入し、自らの生活に必要なエネルギーを“作り出す”ための備えが必要です。

 

 

「入浴中にお湯が出なくなる」

ガス給湯器は水をガスで熱するのと並行して蛇口から供給されますが、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)は、貯湯ユニットに水を貯めて、時間をかけて温めます。

そのため、短時間でお湯を出し続けると、“お湯切れ”になってしまうのです。

家族全員が続けてに入浴し、並行して台所で皿洗いをしている場合など、途中でお湯が出なくなってしまうケースも少なくありません。

 

解決方法

電気式の給湯器を選ぶ際は、必ず適切な貯湯サイズのものを選びましょう。

ただし、容量が大きくなればなるほど、機器のコストが高くなるだけではなく、水が温まるまで時間がかかり、タンクのサイズが大きくなって設置場所が制限されます。

そのため、家族の人数や生活リズムを踏まえて、施工会社やメーカーとサイズを検討しましょう。

 

「メンテナンス費用が割高」

オール電化に関連する機器は、制御システムを搭載しているものが大半です。

そのため、正常に稼働させるためには、定期点検や部品交換などのメンテナンスは欠かせません。

これらを怠ると、光熱費が増えたり、稼働効率が悪くなるだけではなく、致命的な故障につながる恐れもあります。

 

解決方法

ガス給湯器の耐用年数が10年前後なのに対して、自然冷媒ヒートポンプ給湯機は15年以上使い続けられるものもあるため、長期的に考えるとお得になる可能性があります。

機器の耐用年数やランニングコストの概算についても把握しておきましょう。

“R+house国松工務店”では、「家価値60年サポート(別途申込み必要)」をご用意。

定期的な点検やメンテナンスなどの充実したメニューで、価値あるマイホームを長期に渡ってお守りします。

 

 

「夜間に設備機器の稼働音が気になる」

エコキュートや蓄電池の稼働音が気になるという方も。

どちらも運転中の音は、35~40db程度なので、日中ですと耳を澄まさないと聞こえません。

しかし、夜間は気になって眠れないという方もいます。

 

ポイント

エコキュートや蓄電池を寝室の近くに設置しないようにしましょう。

ほとんど聞こえなくするためには、音の発生源より10m以上離れる必要があります。

 

 

 

 

 

「オール電化」「ガス併用」のどちらを選ぶべき?

キューブ型住宅

 

オール電化を後悔する可能性があるポイントを見ると、結局ガスを併用しなければいけないのかと悩んでしまうかも知れません。

確かに、ご家庭によってはオール電化でない方がいい場合と、オール電化にすべき場合に別れます。

 

オール電化にした方がいいケース
  • ・自然エネルギーをうまく活用したい方
  • ・節電意識の高い方
  • ・家計管理をシンプルにしたい方
  • ・日中外出していて、主に夜間に電気を多く使う方
  • ・周囲に日射を遮る高い建物がなく、太陽光発電の効率が良い立地に家がある方
  • ・防災に特化した家にしたい方
  • ・あまり冷暖房機器を使わない方
  • ・15年以上、同じ家に住み続けたい方

 

オール電化をじっくり検討した方がいいケース
  • ・住宅密集地や曇天・雨天の日が多いエリアにお住まいの方
  • ・イニシャルコストをできるだけ抑えたい方
  • ・15年未満で転売や引っ越しを検討している方
  • ・日中の在宅率が高く、電気を多く使う方
  • ・空調機器(特に暖房)をたくさん使う方

 

オール電化住宅を後悔しないためにも、あなたのライフスタイルが合っているかをじっくり検討してください。

特に、太陽光発電や蓄電池と組み合わせる場合には、イニシャルコストが高くなるため、“損しない”プランニングが欠かせません。

また、家の断熱性や気密性は空調効率に大きく影響するため、性能面での工夫もする必要があります。

つまり、オール電化住宅を建てる際には、トータルで家のプランニングをサポートしてくれる会社へ相談することがポイントです。

 

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ポイント

R+house 国松工務店は、「温度と空気をデザインする」をコンセプトに、快適性とデザイン性を兼ね備えた多数の施工実績を持ちます。

愛知県で省エネ性の高いオール電化住宅を建てたい方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。

▶︎お問い合わせはこちらから

 

 

 

 

 

オール電化に関連する補助金は?

太陽発電システム

 

オール電化を検討中の方は、ぜひ補助金をうまく活用してください。

ただし、どれもただ単にオール電化にするだけでは対象となりません。

必ず、プランニングの段階から詳細を知っておきましょう。

 

 

「給湯省エネ事業」

こちらは、オール電化に特化した事業ではありませんが、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)の購入設置もしくはリース契約をすると補助金の対象となります。

 

対象要件 自然冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート)、家庭用燃料電池(エネファーム)、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式給湯機の購入設置もしくは6年以上のリース契約
補助金額 自然冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート):5万円/台

家庭用燃料電池(エネファーム):15万円/台

電気ヒートポンプ・ガス瞬間式給湯機:5万円/台

※戸建住宅は1戸につき2台まで申請可能

対象期間 〜2023年12月31日まで(予算に達した時点で終了)

※2023年8月1日時点で予算に対する補助金申請額割合、13%

※上記は条件の一部です。詳細は必ず公式HPをご確認ください。

 

▶︎「給湯省エネ事業」の詳細はこちらから

 

 

「こどもエコすまい支援事業」

こちらは、注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入・既存住宅のリノベーションを対象に、省エネ性の高い設備や工事に対して補助金が支給されます。

ただし、注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入の場合は、「子育て世帯または若者夫婦世帯のいずれかである」ことが要件です。

オール電化に伴う高性能設備機器の導入に加え、断熱性の基準もクリアしなくてはいけません。

 

対象要件(新築の場合) 高い省エネ性能(ZEHレベル)を有すること
補助金額 100万円/戸
対象期間 〜2023年11月30日まで(予算に達した時点で終了)

※2023年8月1日時点で予算に対する補助金申請額割合、76%

※上記は条件の一部です。詳細は必ず公式HPをご確認ください。

 

▶︎「こどもエコすまい支援事業」の詳細はこちらから

 

 

【環境省戸建ZEH】令和5年度 戸建住宅ZEH化等支援事業」

こちらも、オール電化だけでは対象とはなりませんが、断熱性・創エネ性などを備えた「ZEH」「ZEH+」以上の性能を持つと、補助金を受け取れます。

 

対象要件 購入もしくは新築する住宅が「ZEH」もしくは「ZEH+」の定義を満たしていること
補助金額 ZEH:55万円/戸

ZEH+:100〜112万円/戸

対象期間

令和5年一次公募: ~ 2023年11月10日

令和5年二次公募:2023年11月20日~ 2024年1月9日

(予算に達した時点で終了)

※上記は条件の一部です。詳細は必ず公式HPをご確認ください。

 

▶︎戸建住宅ZEH化等支援事業の詳細はこちらから

 

 

「太陽光発電システム関連の補助金」

国の運営している事業以外にも、都道府県・市区町村単位で申請できる補助金もあります。

国の補助金と併用できる可能性もありますので、必ず事前に役所や施工会社へご確認ください。

例)
愛知県住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金 
名古屋市・令和5年度 住宅等の低炭素化促進補助
豊田市・エコファミリー支援補助金
岡崎市・令和5年度住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金

 

▶︎住宅新築に伴う補助金申請のご相談はこちらから

 

 

 

 

 

愛知で“快適&省エネ”な住宅を建てたい方はR+houseへご相談を

 

オール電化のメリットを最大限に活かすためには、断熱性・気密性、そして何より省エネ性が欠かせません。

“R+house・国松工務店”は、名古屋市を中心に、長年「温度と空気をデザインする」をコンセプトに、省エネにこだわった快適な住まいづくりを行なっています。

私たちが自信を持ってご提供するのは、ずばり“9つのVALUE”。

 

技術者集団

高層建築から土木工事まで、幅広い施工経験を持つベテラン技術者です。

専門性と独自性を高め、高機能・高性能住宅をご提案していきます。

 

高耐震

私たちが手掛ける住宅はすべて認定長期優良住宅+耐震等級3標準(※)仕様。

一般的にはあまり考慮されない、重心・剛芯・バランスも重視しています。

※耐震等級3相当もしくは同等ではなく「適合証明書」を取得した認定住宅です。

 

粘断震工法(オプション)

高層ビルにも用いられている粘断性体を使用。

住宅用制震工法により高耐震+超制震を実現します。

大規模な地震発生時にも、地震エネルギーを約80%吸収し、建物変形量を約1/2に軽減します。

 

超高気密

気密性を示すC値は、R+house標準の1(cm²/m²)以下を大きく上回る高気密を実現。

全棟実測試験を行い、C値0.5(cm²/m²)以上の場合は、施工のやり直しを行っています。

 

エネパス住宅

最高峰の断熱材と太陽光発電システム。

日々の電気料金の軽減にも貢献します。

 

温度バリアフリー

地中熱利用全熱交換器型循環システム+エアーサイクルを標準装備。

温度差のない住環境を実現することで、結露によるカビ・ダニの軽減、冬のヒートショックによる家庭内事故、冷え性・低体温症など、家の温熱環境が身体に与える影響に配慮しています。

 

高環境

床暖房を必要としない施工方法と空気の対流を考えた設計により、ストレスを軽減。

大きな吹き抜けを設けることでさらに冷暖房効率が良くなり、エアコン1台で家中、高環境が得られます。

 

高濃度水素生活

家族で使用する全ての水に、自然の原理から生まれた最先端技術の「生命の水」を採用。

酸化反応を抑制し活性酸素を減少させ、自然治癒力やデトックス効果を促進します。

高濃度の水素を体内に取り込むことで、悪玉活性酸素を体内から排出し免疫を高めます。

健康寿命「健康促進+美+若さ」の追及に役立てていただけます。

 

抗アレルゲン住宅

私たちが扱う住宅はすべて抗アレルゲン仕様。

PM2.5、ハウスダスト、花粉、粉塵、煤塵、黄砂、ダニなどを特殊なフィルターで取り除き空気を浄化。

さらにイオン化することで、消臭・除菌やカビの撃退へ。

家中クリーンな空気環境で、アレルギー軽減へとつなげます。

 

家の長寿命化だけではなく、家族の健康も守れる“R+house”の住宅。

高性能住宅の建設をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

▶︎お問い合わせはこちらから

 

 

 

 

 

まとめ

オール電化住宅を検討する方が増えている反面、住み始めてから後悔してしまう方もいます。

その理由は、デメリットや注意点とその対策を知らなかったから。

どのご家庭にもフィットするとは限りませんので、事前にご自身のライフスタイルとオール電化の相性を確認してください。

また、家の断熱性・気密性などの性能も、オール電化を後悔しないかどうかの鍵を握っています。

「オール電化にするかどうか迷っている」という方は、設計実績・施工実績が豊富な会社へ相談しましょう。

機能性・デザイン性に富んだオール電化住宅を建てたい方は、ぜひ“R+house 国松工務店”へご相談ください。

 

 

 

 

 

100名以上在籍する建築家が、お客様のご予算や好みにピッタリなマイホームをご提案いたします。

名古屋市の国松工務店が主体となり、普通の注文住宅と同じような手順・予算で建築家との家づくりをサポートします。

モデルハウス見学や勉強会を随時開催していますので、お近くの方はぜひお気軽にご活用ください。

 

監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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