家づくりコラム

家づくり リビング 省エネ

2024.1.31

ランニングコスト・光熱費のかからない一軒家・持ち家を建てる8つの方法

植栽との相性もよいガルバリウムの外壁(愛知県名古屋市)

「光熱費などのランニングコストがかからない家はない?」

一軒家・持ち家を建てる予定のある方の多くは、電気代など光熱費が高騰している昨今、このように思うのではないでしょうか。

 

本記事では、一戸建ての持ち家を手に入れた後にかかる、光熱費などのランニングコストの詳細について解説した上で、ランニングコストがかからない家を実現するための具体的な方法を紹介します。

毎月発生する支出を下げられる経済的な住まいを建てたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

コラムのポイント

■ 一軒家のランニングコストは「住宅ローン」「固定資産税・都市計画税」「光熱費」「火災・地震保険料」「メンテナンス費用」といったものです。

■それぞれ節約する「8つの方法」について解説します。

 

ランニングコストがかからない住まいを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、光熱費やメンテナンス費用がかからない、ランニングコストを抑えられる住まいを建築しています。

愛知県で高性能でありながら毎月の支出を抑えられる住まいを建てたいと考えている方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。

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ランニングコストとは?一軒家・持ち家での生活にかかる費用

一軒家・持ち家にかかるランニングコストとは?

はじめにランニングコストとはどういった費用を指すのか紹介します。

一軒家に住む上で定期的に支出が発生する費用は以下の5つです。

  • ・住宅ローン
  • ・固定資産税・都市計画税
  • ・光熱費(電気・ガス・水道)
  • ・火災保険料・地震保険料
  • ・メンテナンス費用(屋根・外壁・設備)

住宅ローン

家の支払いを一括で支払った方を除いて、毎月発生する費用は住宅ローンです。

 

国土交通省の調査によると、注文住宅を建てた方の年間返済額は174.0万円で、月々の金額に直すと14.5万円です。

借入条件や年数によって金額は変わりますが、ランニングコストの中でも大きな負担を占める支出といえるでしょう。

引用:国土交通省「令和4年度住宅市場動向調査」

固定資産税・都市計画税

持ち家を所有する場合に必ず必要になる費用は固定資産税です。

 

固定資産税は、土地や建物、対象となる機械などの資産に対してかかる税金で、市区町村の担当課が算出した固定資産税評価額に1.4%の税率を掛けて算出されます。

年に1度の支払いではありますが、10万円前後の支払いとなることも多く、負担感の大きな支出のひとつです。

都市計画区域内で家を建てる場合は、固定資産税と一緒に都市計画税を支払う必要もあります。

光熱費(電気・ガス・水道)

ランニングコストの代表的な費用である光熱費

電気・ガス・水道といった光熱費も一軒家のランニングコストに数えられます。

 

光熱費は住宅ローンと同様に毎月発生する支出で、冷房を利用する夏と暖房を利用する冬など、季節的な変動が大きい点が特徴です。

家の大きさや断熱性などにもよりますが、2~3万円ほどの支出が見込んでおきましょう。

火災保険料・地震保険料

火災で自宅が消失した場合や地震で被害を受けた場合に保険金が支払われる火災保険料・地震保険料もランニングコストです。

契約によりますが、最長5年ごとに支払う必要があります(以前は10年ごとの契約も可能でしたが、2022年から5年が最長となりました)。

保険の内容にもよりますが、5年で20万円ほどの支出を見込んでおきましょう。

メンテナンス費用(屋根・外壁・設備)

不動産情報サイトat homeの調査によると、一戸建ての修繕費用の平均額は615.1万円でした。

不定期に発生する費用として、屋根や外壁、住宅設備といった外装のメンテナンスや交換に必要な費用も積み立てておきましょう。

参考:at home「一戸建て修繕の実態調査2023」

ランニングコスト・光熱費のかからない家にする8つの方法

一軒家の持ち家を建てると、こうしたランニングコストが必要になります。

ランニングコストを節約する方法はないのでしょうか。

住宅ローンの軽減制度を利用する

フラット35Sの軽減制度

引用:住宅金融支援機構「フラット35S」

住宅ローンにはフラット35など、一定の条件下で金利の割引を受けられる制度があります。

たとえばフラット35S(ZEH)を利用した場合、1~5年目は0.5%、6~10年目は0.25%の金利の優遇が受けられます。

借入の金額などにもよりますが、100万円単位で返済総額が変わることもありますので、金利の優遇制度については必ず確認しましょう。

固定資産税・都市計画税の優遇を利用

2つ目は、固定資産税・都市計画税の優遇措置です。

自治体によっては、新築住宅を建てる場合に固定資産税の減免を受けられる制度があります。

土地・建物それぞれ制度がありますので、確認の上利用できるものは活用しましょう。

参考:名古屋市「新築住宅に対する固定資産税の減額について」

高気密・高断熱住宅にする

低断熱な家は夏暑く冬寒い

引用:YKK AP「窓の教科書」

3つ目は高気密・高断熱な住まいにすることです。

高気密な住まいであれば冷えた外気が室内に入ることを防げ、高断熱な住まいであれば冷たさが室内に伝わることを防ぎ、快適な住環境を整えることで光熱費の削減につながります。

高気密住宅にするには?

気密性の高い高気密住宅にする場合は、気密性を特徴のひとつにしている工務店・ハウスメーカーに依頼することをおすすめします。

特に気密測定を実施していて一定の気密値以下になった場合に再施工するなど、一定の気密性を保障している工務店・ハウスメーカーであれば安心です。

▶︎関連コラム:『c値とは?』メリット・デメリットや気密性を高める方法を解説│”c値は意味ない”言われる理由も紹介

高断熱住宅にするには?

高断熱住宅にするためには、高い断熱性を持つ窓、高い断熱性を持つ断熱材を使用する工務店・ハウスメーカーに依頼しましょう。

住まいの断熱性能等級

引用:YKK AP「省エネ上位等級の新設で、家づくりが変わる。」

断熱性能については、断熱性能等級のいずれに該当するのか、工務店・ハウスメーカーに確認することで性能を確認できます。

通常は等級5を超えるとZEH基準を満たすこととなり、高性能な住まいといえるでしょう。

 

ランニングコストがかからない住まいを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”では、気密測定を実施しc値(気密性を示す値。1.0を下回ると高性能とされる)0.5以下、UA値等級6相当の住まいを建てています。

愛知県で光熱費などのランニングコストを抑えた住まいを目指している方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。

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太陽光発電や蓄電池の導入

太陽光発電や蓄電池の導入

光熱費を下げるためには、太陽光発電や蓄電池の導入もおすすめです。

太陽光発電設備を導入すれば太陽光のある間は自宅の電気を賄うことができ、蓄電池があれば夜間や曇りのときも、晴れの日に貯めた電気を使えます。

注意するべき点は太陽光発電設備も蓄電池も導入費用が高いことで、導入費用とランニングコスト、全体を計算して節約となるのか確認が必要です。

光熱費のかからない間取りにする

中庭に面して開放的な暮らしを送れる住まい(愛知県尾張旭市)

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

光熱費を下げるためには、間取りを意識することも大切です。

たとえば、西日を避けられるように西側の窓を小さくする、冬の日差しを取り入れるために南側の軒の長さを調節するなど、間取りを考慮することでも光熱費を抑えることは可能です。

光熱費のかからない住宅設備を導入

間取りとともに、光熱費を節約するためには高効率な住宅設備を導入することもおすすめです。

節水性能に優れたトイレや水栓、断熱性能に優れた浴槽やLED照明といった設備を利用することで、光熱費を節約できるでしょう。

 

また、光熱費の大きな部分を占める暖房器具は、ヒートポンプと呼ばれる高効率な冷暖房器具であるエアコンを主に使用することで大幅に電気代を節約できます。

火災保険料・地震保険料の割引を利用

火災保険や地震保険も割引を受けられる制度があります

火災保険の場合は省令準耐火構造に適合するように設計・施工することで、火災保険の割引を受けられる場合があります。

省令準耐火構造で火災保険料の割引を受ける

引用:日本木造住宅産業協会「省令準耐火構造について」

 

地震保険は、高い耐震性能を持つことを示す耐震等級3を取得したり、特定の免震構造を導入することで割引を受けられる場合があります。

地震保険料の割引制度

引用:日本損害保険協会「備えて安心 地震保険の話」

屋根や外壁を高耐久なものにする

定期的に発生する住宅のメンテナンス・修理費用を節約するためには、屋根や外壁に利用する素材を高耐久にすることをおすすめします。

日本の住宅で使用されることの多い窯業系サイディングは、防水のためにサイディング材同士の間に目地材を入れます。窯業系サイディングは一般的に施工費用は安価ですが、目地は5~10年ほどで交換タイミングを迎えるためメンテナンス費用が高くなりがちです。

一方でガルバリウム鋼板など目地の施工を行わずに済む素材であれば、メンテナンスの頻度を減らすことができ修繕費を減らせます。

▶︎関連コラム:『外壁の素材6種類』写真付きで解説│人気の外壁材「サイディング」「ガルバリウム」の施工事例も紹介

まとめ│ランニングコストを抑える家計に優しい家を実現

自然光を取り込むランニングコストのかからない家愛知県知多市

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

一軒家・持ち家で光熱費をはじめとするランニングコストを抑えるための方法を紹介しました。

 

夢の一戸建ては建てて終わりではなく、住んで一緒に年を取り続ける存在になります。

人と同様にエネルギーを補給しメンテナンスを行わなければ、雨漏りなどの問題が発生する可能性もあります。

 

とはいえ継続的に発生する費用は避けたいもの。

ランニングコストを節約できる家計に優しい家を実現しましょう。

 

名古屋市を中心に愛知県・岐阜県・三重県で高性能・高耐久でランニングコストを抑えられる住まいを建てたいと考えている方は、お気軽に「“R+house・国松工務店”」までご連絡ください。

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愛知で“快適でおしゃれな”住宅を建てたい方はR+houseへご相談を

 

“R+house・国松工務店”は、名古屋市を中心に、長年「温度と空気をデザインする」をコンセプトに掲げ、省エネにこだわった快適な住まいづくりを行なっています。

私たちが自信を持ってご提供するのは、ずばり“9つのVALUE”。

 

技術者集団

高層建築から土木工事まで、幅広い施工経験を持つベテラン技術者です。専門性と独自性を高め、高機能・高性能住宅をご提案していきます。

 

高耐震

私たちが手掛ける住宅はすべて認定長期優良住宅+耐震等級3標準仕様。一般的にはあまり考慮されない、重心・剛芯・バランスも重視しています。※耐震等級3相当・同等ではなく「適合証明書」を取得した認定住宅です。

 

粘断震工法(オプション)

高層ビルにも用いられている粘断性体を使用。住宅用制震工法により高耐震+超制震を実現します。大規模な地震発生時にも、地震エネルギーを約80%吸収、建物変形量を約1/2に軽減します。

 

超高気密

気密性を示すC値は、R+house標準の1(cm²/m²)以下を大きく上回る高気密を実現。全棟実測試験を行い、C値0.5(cm²/m²)以上の場合は、施工のやり直しを行っています。

 

エネパス住宅

最高峰の断熱材と太陽光発電システム。日々の電気料金の軽減にも貢献します。

 

温度バリアフリー

地中熱利用全熱交換器型循環システム+エアーサイクルを標準装備。温度差のない住環境を実現することで、結露によるカビ・ダニの軽減、冬のヒートショックによる家庭内事故、冷え性・低体温症など、家の温熱環境が身体に与える影響に配慮しています。

 

高環境

床暖房を必要としない施工方法と空気の対流を考えた設計により、ストレスを軽減。大きな吹き抜けを設けることでさらに冷暖房効率が良くなり、エアコン1台で家じゅう高環境が得られます。

 

高濃度水素生活

家族で使用する全ての水に、自然の原理から生まれた最先端技術の「生命の水」を採用。酸化反応を抑制し活性酸素を減少。自然治癒力やデトックス効果を促進します。 高濃度の水素を体内に取り込むことで、悪玉活性酸素を体内から排出し免疫を高めます。健康寿命「健康促進+美+若さ」の追及に役立てていただけます。

 

抗アレルゲン住宅

私たちが扱う住宅はすべて抗アレルゲン仕様。PM2.5、ハウスダスト、花粉、粉塵、煤塵、黄砂、ダニなどを特殊なフィルターで取り除き空気を浄化。さらにイオン化することで、消臭・除菌やカビの撃退へ。家中クリーンな空気環境で、アレルギー軽減へとつなげます。

 

家の長寿命化だけではなく、家族の健康も守れる“R+house”の住宅。

高性能住宅の建設をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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建築家と作る家づくり

 

100名以上在籍する建築家が、お客様のご予算や好みにピッタリなマイホームをご提案いたします。

名古屋市の“R+house・国松工務店”が主体となり、普通の注文住宅と同じような手順・予算で建築家との家づくりをサポートします。

モデルハウス見学や勉強会を随時開催していますので、お近くの方はぜひお気軽にご活用ください。

 

監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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