家づくりコラム

家づくり 外観

2024.1.27

『外壁の素材6種類』写真付きで解説│人気の外壁材「サイディング」「ガルバリウム」の施工事例も紹介

石材調のサイディングとガルバリウム鋼板を組み合わせた外観の注文住宅(愛知県知多市)

「家を建てるときの外壁の種類が知りたい」

これから家を建てる予定がある方の中には、このように住宅の外壁についての特徴を知りたい方もいるでしょう。

 

そこで本記事では、住宅の外壁に利用されることの多い外壁の種類について解説します。

どういった素材でどのようなメリット・デメリットがあるのか、費用の相場やメンテナンスの間隔など、知っておきたいことを網羅的に解説しますので、外壁のデザインや機能性が気になる方はぜひ参考にしてください。

 

コラムのポイント

■ 新築住宅で使われることの多い外壁は6種類。特に人気が高い外壁は「窯業系サイディング」と「ガルバリウム鋼板」。

外壁はデザインと実用性の組み合わせが大切です。ご家族の好みのデザインや使い方に合った外壁を探すことが大切です。

 

おしゃれで機能的な外壁の住まいを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、窯業系サイディングやガルバリウム鋼板など、人気の高い外壁からタイルや天然木などデザイン性の高い外壁まで、希望に合う外観になるよう提案しています。

愛知県でおしゃれ・機能的な外観の住まいを建てたいと考えている方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。

▶︎お問い合わせはこちらから

 

外壁の素材6種類を写真付き解説!

住宅に利用されることの多い6つの外壁は、以下の6種類です。

参考になる写真と一緒に紹介しますので、家を建てるときの外観を想像しながら見てみてください。

(1)窯業系サイディング

窯業系サイディングの外壁使用イメージ

窯業系サイディングは、セメント質の原料や繊維質の原料、その他材料を混合して成形、徐々に硬化させて作る材料です。

日本の新築戸建て住宅の外壁材として利用されることが多く、実に75%を超える住まいで窯業系サイディングが利用されています。

メリット ・幅広いデザイン、色味の製品があり、好みに合わせて製品を選べる

・他の材料と比較して安価

・セメントを主な原料としているため耐火性が高い

・高い技術が求められず一定の品質で施工できる

デメリット ・安価な製品を選ぶと安っぽさが出る場合も

・サイディングとサイディングの間に目地が必要で10年弱で交換が必要になる

施工費用の目安 5,000円 / ㎡ ~
メンテナンスの間隔 ・目地の交換や再塗装:10年前後

(2)ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の外壁使用イメージ

ガルバリウム鋼板は、金属製の鋼板を耐候性の高い塗料にめっき加工を施した建材です。

窯業系サイディングと比べると普及率は低いものの、キューブ型の家などスタイリッシュな住まいの人気とともに利用率が高まっている雰囲気を感じます。

メリット ・スタイリッシュでおしゃれな外観デザインになる

・軽量であることから耐震性が高い

・凹凸が少ないため汚れが付着しにくい

・大きな面積を一度に張り替えられメンテナンス性に優れる

・耐用年数が長くコストパフォーマンスが高い

デメリット ・窯業系サイディングよりも割高になることが多い

・鋼板製であるため、強い衝撃でへこみができる場合がある

・海や工場の近くなど塩害でサビが生じることがある

施工費用の目安 7,000円 / ㎡ ~
メンテナンスの間隔 ・目地の交換:10年前後

・外壁再塗装:10~15年

(3)モルタル

モルタル外壁の外壁使用イメージ

モルタルは、セメント・砂・水を混ぜて作る建築材料です。

コンクリートとの違いは粒度の大きな砕石が入っていないことで、このためコテを使用して壁面などに塗布できます。

メリット ・塗り方や色味で様々なデザインを実現できる

・目地を作らずに施工できるため高級感を感じる見た目になる

・使用されてきた歴史が長く、耐火性や耐久性に優れる

デメリット ・経年変化や地震などでひび割れが生じることがある

・職人の技術力によって仕上がりに差が生まれることがある

施工費用の目安 5,000円 / ㎡ ~
メンテナンスの間隔 ・10年ごとに外壁の状態確認と亀裂の補修など

(4)タイル

タイル外壁の外壁使用イメージ

タイル外壁は、石や土を高温で焼成してできる建材で、高い耐久性と高級感あるデザインが特徴的です。

目地部とタイルの間で凹凸が生まれて外壁に立体感を付与できる点が他の外壁素材との違いです。

メリット ・耐久性に優れていて強雨時など物が当たっても破損しない

・耐候性に優れていて太陽光に長時間さらされても色褪せが起きない

・塗装は基本的に扶養でメンテナンスの費用を削減できる

デメリット ・建材の単価が高いうえ、ひとつずつ施工するため人件費も高め
施工費用の目安 15,000円 / ㎡ ~
メンテナンスの間隔 ・10年ごとに目地部分の補修を行う

(5)天然木

天然木の外壁使用イメージ

天然木は、スギやヒノキといった木材を外壁の仕上げに使用することを指します。

タイルと異なり、時間とともに外観が変化しますが、味わい深い雰囲気に変化していく点に注目です。

メリット ・天然木ならではの温かみのある外観になる

・経年変化で深みを増すことから、外壁を育てる楽しさがある

・雨風を防ぐなど適切な管理で長期間利用できる

デメリット ・施工費用が高め

・防火地域などでは規制によって使用できない場合も

・雨に濡れ続ける場所では劣化の進行が早い

施工費用の目安 8,000円 / ㎡ ~
メンテナンスの間隔 ・3~5年ごとに耐候性塗料を塗布

(6)ALCパネル

ALCパネルの外壁使用イメージ

引用:ALC協会「施工事例」

ALCパネルは、珪石やセメントなどの原料を高温・高圧環境下に置くことで実現した、内部に気泡が含まれる軽量気泡コンクリートです。

軽さ・強度・断熱性など高い機能性を持つことが特徴的です。

メリット ・コンクリートの一種で高い耐久性を持つ

・モルタルや一般のコンクリートより軽量で耐震性が高い

・内部の気泡があることで断熱性が高い

デメリット ・雨雪の直接当たる場所ではコンクリートの劣化が見られる

・内部の気泡に水分が閉じ込められヒビのが発生することがある

・1枚あたり大きさが小さいため目地部分が多くなることがある

施工費用の目安 8,000円 / ㎡ ~
メンテナンスの間隔 ・10年ごとに予想・目地のメンテナンス

日本で主に使われている外壁材は、こうした特徴を持っています。
家族の好むデザインや機能性など、様々な観点から外壁の素材を決めましょう。

おしゃれで機能的な外壁の住まいを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、窯業系サイディングやガルバリウム鋼板など、人気の高い外壁からタイルや天然木などデザイン性の高い外壁まで、希望に合う外観になるよう提案しています。

愛知県でおしゃれ・機能的な外観の住まいを建てたいと考えている方は、建築家と建てるマイホーム“R+house”にご相談ください。

▶︎お問い合わせはこちらから

人気の外壁材「サイディング」「ガルバリウム」の施工実例

6種類の外壁材を紹介しましたが、中でも人気の高い外壁材は「サイディング」「ガルバリウム」です。

実際に施工されるとどういった外観になるのか確認しましょう。

サイディングの施工事例

はじめに紹介するのは、日本で最も広く利用されている、サイディングの施工事例です。

落ち着いた風合いの外壁。サイディングのシンプルさが際立つ

落ち着いた風合いの外壁。サイディングのシンプルさが際立つ(愛知県大府市)

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

愛知県大府市で建てられた住まいは、壁面から屋根まで全体に落ち着いた可愛らしいデザインが魅力的です。

目地ありのサイディングを利用していて、目地部分がちょうど外観のアクセントになっています。

真っ白なサイディングと木製の部分壁がおしゃれな住まい

真っ白なサイディングと木製の部分壁がおしゃれな住まい(愛知県名古屋市)

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

愛知県名古屋市に建てられた住まいは、白い外壁が清潔感を感じさせる素敵なデザインの家です。

1階部分には天然木を使用した部分壁も設け、清潔感に加えて温かみのある空間を実現しています。

ガルバリウム鋼板の施工事例

続いて、近年人気が高まっているガルバリウム鋼板製の家の外観を見てみましょう。

シックな色味でまとめたスタイリッシュな外観

シックな色味でまとめたスタイリッシュな外観(愛知県知多郡)

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

愛知県知多郡に建てられた住まいは、青みがかったグレーのガルバリウム鋼板の外壁が印象的な住まいです。

1階の濃いブラウンの壁も玄関も深みのある色で統一していて、全体がスタイリッシュな装いです。

植栽との相性もよいガルバリウムの外壁

植栽との相性もよいガルバリウムの外壁(愛知県名古屋市)

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

愛知県名古屋市に建てられたガルバリウム鋼板の住まいは、落ち着いたブルーを選択ました。

家の周囲には十分に植栽を植えていて、鮮やかな緑と外壁がマッチしています。

 

外壁材や色味を意識することで、こうした外観の住まいを実現可能です。

まとめ│希望に合う外壁の素材を選択しよう

雨の当たらないガレージ部分に温かみのある天然木外壁を利用した注文住宅(愛知県知多市)

▶︎▶︎▶︎事例の詳細はこちらから

住宅の外壁に使用する、6つの素材について特徴を解説しました。

 

外壁の種類は住宅の外観に影響を及ぼす効果が大きく、たとえばガルバリウム鋼板を選択するのか天然木を選択するのかで全く異なる印象の家になります。

また、防汚性能や耐風性、メンテナンス性能など、機能性の面も外壁の素材次第で特徴が変わります。

 

依頼を検討しているハウスメーカーでは、どんな外壁を使用してどんな外観の住まいが完成するのか、施工事例の確認や見学会の参加で確かめてみましょう。

 

名古屋市を中心に愛知県・岐阜県・三重県でおしゃれで機能的な外壁・外観の住まいを建てたいと考えている方は、お気軽に「“R+house・国松工務店”」までご連絡ください。

▶︎お問い合わせはこちらから

愛知で“快適でおしゃれな”住宅を建てたい方はR+houseへご相談を

 

“R+house・国松工務店”は、名古屋市を中心に、長年「温度と空気をデザインする」をコンセプトに掲げ、省エネにこだわった快適な住まいづくりを行なっています。

私たちが自信を持ってご提供するのは、ずばり“9つのVALUE”。

 

技術者集団

高層建築から土木工事まで、幅広い施工経験を持つベテラン技術者です。専門性と独自性を高め、高機能・高性能住宅をご提案していきます。

 

高耐震

私たちが手掛ける住宅はすべて認定長期優良住宅+耐震等級3標準仕様。一般的にはあまり考慮されない、重心・剛芯・バランスも重視しています。※耐震等級3相当・同等ではなく「適合証明書」を取得した認定住宅です。

 

粘断震工法(オプション)

高層ビルにも用いられている粘断性体を使用。住宅用制震工法により高耐震+超制震を実現します。大規模な地震発生時にも、地震エネルギーを約80%吸収、建物変形量を約1/2に軽減します。

 

超高気密

気密性を示すC値は、R+house標準の1(cm²/m²)以下を大きく上回る高気密を実現。全棟実測試験を行い、C値0.5(cm²/m²)以上の場合は、施工のやり直しを行っています。

 

エネパス住宅

最高峰の断熱材と太陽光発電システム。日々の電気料金の軽減にも貢献します。

 

温度バリアフリー

地中熱利用全熱交換器型循環システム+エアーサイクルを標準装備。温度差のない住環境を実現することで、結露によるカビ・ダニの軽減、冬のヒートショックによる家庭内事故、冷え性・低体温症など、家の温熱環境が身体に与える影響に配慮しています。

 

高環境

床暖房を必要としない施工方法と空気の対流を考えた設計により、ストレスを軽減。大きな吹き抜けを設けることでさらに冷暖房効率が良くなり、エアコン1台で家じゅう高環境が得られます。

 

高濃度水素生活

家族で使用する全ての水に、自然の原理から生まれた最先端技術の「生命の水」を採用。酸化反応を抑制し活性酸素を減少。自然治癒力やデトックス効果を促進します。 高濃度の水素を体内に取り込むことで、悪玉活性酸素を体内から排出し免疫を高めます。健康寿命「健康促進+美+若さ」の追及に役立てていただけます。

 

抗アレルゲン住宅

私たちが扱う住宅はすべて抗アレルゲン仕様。PM2.5、ハウスダスト、花粉、粉塵、煤塵、黄砂、ダニなどを特殊なフィルターで取り除き空気を浄化。さらにイオン化することで、消臭・除菌やカビの撃退へ。家中クリーンな空気環境で、アレルギー軽減へとつなげます。

 

家の長寿命化だけではなく、家族の健康も守れる“R+house”の住宅。

高性能住宅の建設をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

▶︎お問い合わせはこちらから

 

 

 

 

建築家と作る家づくり

 

100名以上在籍する建築家が、お客様のご予算や好みにピッタリなマイホームをご提案いたします。

名古屋市の“R+house・国松工務店”が主体となり、普通の注文住宅と同じような手順・予算で建築家との家づくりをサポートします。

モデルハウス見学や勉強会を随時開催していますので、お近くの方はぜひお気軽にご活用ください。

 

監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
家づくりのご相談なら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

詳しいプロフィールはこちら
InstagramYouTube