国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部
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家づくり
2022.3.14
新築で「家の内装をおしゃれにしたい、格好良くしたい」という人は多いでしょう。
手間と費用をかけて実現する一戸建て、満足できる内装を実現できれば日々の生活の満足度もアップするはず。
本記事では、おしゃれな内装を実現したい人に向けて、コツを発信します。
実際の施工事例を見ながらお話するので、最後まで見ておしゃれな家づくりの参考にしてくださいね。
目次
最初にお伝えするコツは「照明にこだわること」です。
失敗したくない心理から、無難な照明を選んでしまいがちですが、こだわりをもって好みの照明を選択しましょう。
現代の住宅では機能性の高さからダウンライトを多用してしまいがちですが、ダイニングスペースや寝室など、どこか一箇所でもデザインを重視したこだわりの照明があると空間のアクセントとなりおしゃれさがアップします。
最初に紹介する事例は、シックな色合いでまとめられた、深みのある色の床材と、落ち着いた空間構成のダイニングキッチンです。
比較的シンプルな配色・家具の中で「木が弧を描いたダイニングの照明」が存在感を放ちます。
床や壁、小物など、どれかひとつでも主張の強いものにすると空間が華やぐ事例です。
一方で、こちらのキッチンで注目するのは「ダウンライトの使い方」です。
最近の新築住宅で使用されることの多いダウンライトですが、本事例のキッチンのように等間隔・位置取りを考えて設置すると整然とした印象を与え、優れたデザインになります。
同じ照明の使い方でも、デザインの仕方で印象は変わります。
次に考えるコツは「家具を設計段階で決めておく」ことです。
設計の段階では間取りだけを一生懸命考えて、どんな大きさ・機能・色の家具を配置するのかまで思い至る人は少ないでしょう。
おしゃれな部屋を作る要素として、床・壁・天井も大きいですが、同じくらい影響を与えるのが家具です。
ぜひ設計段階でどんな形の家具を置くのか、どんな色の家具を置くのかを考えましょう。どうしても置きたい家具がある場合、逆に壁や天井の壁紙の色を変更することで家具に部屋を合わせる手もあります。
東海市の事例では、キッチン天板を延ばしてダイニングテーブルと一体化。「部屋と家具のテイストの統一化」を図っています。
さらに、ダイニングに置いたチェア、リビングに置いたソファも部屋のイメージやスケール感と合致しており、設計の段階で家具を選んでおく大事さを認識できます。
尾張旭市の事例では「ソファやリビングテーブルの色味を床や柱の天然木と合わせて設定」しており、部屋に統一感が出るよう計画しています。
同系色でまとめるよう意識すると落ち着きが感じられて、くつろげるリビングが演出できそうですね。
3つめのコツは「床・壁・天井の素材」にこだわることです。
間取りを考えるとき、インターネットや住宅関連の本を参考にしますが、写真は視覚的な情報以外が取り去られている点に注意してください。
実際に住み始めると、部屋に入ったときの匂い、木が膨張収縮するときの音、木の床を踏んだときの硬さ/柔らかさなど、視覚以外の触覚・嗅覚・聴覚を使うことになります。
これらの感覚を無視して、写真を元にしたデザインを行うと「これじゃなかった」と思う場面が出るかもしれません。
素材にこだわって、どんな特徴を持っているのか、どんなデザインになるのか、しっかり確認してえらんでいきましょう。
大府市の事例では「キッチン天井の一部に木目の柄を用いる」ことでデザイン性の向上を図っています。
深めの色を用いることで、キッチンに設置したライティングレールやレンジフードの黒色が目立たず、おしゃれに納まっています。
他の設備などを上手に溶け込ませるために素材を使っている事例といえるでしょう。
守山区の住宅では「床・壁・天井を異なる素材」で仕上げています。
キッチンのレンジフードはステンレス、階段の手すりはアイアンと、設備も含めるとさらに多くの素材が同じ空間に調和しています。
床部分の素材を変更しているのは、ダイニングスペースであることの明示と、液体をこぼしたときの拭き取りやすさを考えたものですが、床と天井を暗めの色で揃えることで空間が引き締まって、おしゃれなゾーニングに成功しています。
空間の中で使う「色の数を抑えること」も大事な考え方です。
部屋の中で主となる色、ベースカラーを設定しながら、ベースカラーの周辺色を中心に床や壁の色を決定、アクセントカラーとして家具や部分的に壁・天井に差し色を使用するのが一般的でしょう。
守山区の住宅のように、多くの色を使用しても上手に設計すれば問題ありませんが、一般的には色と色がケンカを始めてしまい、空間にまとまりがなくなってしまいます。
千種区の住宅は空間を構成する主な色を「白と黒の2色に絞って」います。
天袋の上に配置されたお酒の瓶がおしゃれな差し色として空間を彩っているところがおしゃれですね。
極限まで使う色を絞ることでおしゃれな空間ができる好事例といえるでしょう。
中川区の住宅では、無垢床の穏やかな色をベースカラーに、白色を使用して全体に優しげな雰囲気に仕上げています。
空間の中で色使いが上手だと感じるのは左側の「うぐいす色の壁面」です。
お部屋の雰囲気を崩すことなく、おしゃれさを醸しています。ダウンライトの光を壁面に当てることで、深みのある色に明度差が生まれて一層おしゃれに見えます。
最後に、おしゃれな内装を目指すためには「理想像を固めて」おきましょう。
おしゃれな内装を崩してしまう理由は、デザインや間取りの情報を仕入れすぎて、メリットをつまみ食いすることで空間に統一性がなくなってしまうことです。
設計段階で目標とするお部屋を定めて、床・壁・天井から、照明、家具に至るまで、そのテイストに沿った選択を行なうことをおすすめします。
尾張旭市の事例では、使用するベースカラーを白と定めて、キッチンの壁や天板、背面の収納、さらに天井に至るまでを白でまとめています。
ダイニングテーブルも同色で造作し、レンジフードも主張しないようにキューブ型の特殊な製品を用いています。
「おしゃれな空間をシンプルさを追い求めた結果得られた」事例といえるでしょう。
対して、日進市の事例では、深みのあるウォールナットカラーで床・壁・天井を埋め尽くしています。
ビターな大人テイストの空間は、床だけでも、天井だけでも、ダイニングテーブルだけでも実現できません。
考え抜いて「同色・同テイストを追い求めた結果得られた空間」といえるでしょう。
実際の事例とともに、おしゃれな内装を実現するためのコツを解説しました。
新築でおしゃれな内装を実現するためにはコツがあります。今回紹介したコツを用いながら、おしゃれな空間を実現してみてくださいね。
また、気に入った事例があればストックして見返すことも大事になるので、今回紹介した事例で好みのものがあれば、ぜひブックマークしていってくださいね。
R+house 名古屋西・緑・東海店 / 株式会社国松工務店では、「建築家とつくる家づくり」を掲げて、おしゃれで高性能な家を手ごろな値段で提供しています。
愛知県で新築を検討している人は、ぜひ一度家づくりの相談に来てみてください。