家づくりコラム

家づくり 間取り

2025.7.30

家事動線の良いランドリールームがある住まい|間取り図と実例でポイントを解説

家事動線の良い ランドリールームがある住まい

家事動線を意識したランドリールームなら、より洗濯の効率を高めて負担を軽減することが可能です。

そこで今回は、ランドリールームがある住まいの間取り図や実例をもとに、動線や使い勝手を高めるためのポイントをご紹介します。

ランドリールームのメリットデメリット、採用して後悔しないためのポイントなども解説しますので、ぜひ家づくりにお役立てください。

 

コラムのポイント

■ ランドリールームは家事動線にこだわったレイアウトを意識することで、洗濯の効率を高めることが可能です。

■ 一般的には、脱衣所やファミリークローゼットとランドリールームの間に動線をつくるのがおすすめですが、ライフスタイルや家事のルーティンによって適した間取りは異なります。

■ 動線はもちろんのこと、ご家族に合わせたランドリールームの広さや設備まで細かく提案してくれるような、提案力のある実績豊富な住宅会社に相談しましょう。

 

ランドリールームを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、建築士が設計するデザイン性と住宅性能の高い住まいをご提案しております。

ランドリールームを採用すべきか迷われている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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【間取り図】家事動線の良いランドリールームがある住まい

家事動線の良いランドリールームがある住まいの間取り図をご紹介し、使い勝手を解説します。

 

①脱衣所・洗面所・ランドリールームが兼用の間取り

洗面所とランドリールームが兼用の間取り

▷間取り図:リビングに隣接している和室・多目的に使えるフリースペースがある間取り

脱衣所・洗面所・ランドリールームが一体になった間取りです。

3帖のスペースを使い、長い室内干しのパイプを設けました。

ランドリールームのすぐ横に階段があるため、2階のクローゼットへ洋服を運ぶのもスムーズです。

 

②ランドリールームとファミリークローゼットが直結する間取り

2階にランドリールームがある家

▷間取り図:リビングイン階段|収納しながら帰宅できる間取り

2階に脱衣所と兼用のランドリールームをつくった事例です。

3.5畳の広々とした空間にたっぷりの洗濯物を干すことができます。

また、ランドリールームとファミリークローゼットが隣接しているため、洗濯物を片付ける際の動線もスムーズです。

 

【実例】ランドリールームの使い勝手を解説

家事動線の良いランドリールームの実例をご紹介し、使い勝手などのこだわりポイントを解説します。

 

①乾燥機付きの広々ランドリールーム

乾燥機つきのランドリールーム

▷施工事例:おしゃれなグレーのキッチンがある家

ゆったりとした広さのランドリールームを採用した住まいです。

洗濯機の上にガス乾燥機「乾太くん」を採用し、干す作業を短縮しました。

ランドリールーム内にはアイアンバーやカウンター収納も設け、乾燥できない洗濯物を干したりアイロンがけしたりできるようにしています。

 

②大型収納付きのランドリールームがある平屋

脱衣所のランドリールーム

▷施工事例:愛知県刈谷市平屋の家

タオルや下着、洗剤のストックなどをたっぷりしまえる大きな収納があるランドリールームです。

固定式のアイアンバーと取り外し可能な物干し金物を採用し、洗濯物の量に応じてパイプを使い分けられるようにしました。

洗濯機置き場の横にはスロップシンクを設けたため、つけ置きや予洗いなどにも便利です。

 

③省スペースを有効活用したランドリールーム

省スペースを活かしたランドリールーム

▷施工事例:おしゃれな三角屋根の家

細長い空間にランドリールームをレイアウトした住まいです。

ランドリールームが兼用スペースや動線になっていないため、幅が狭い空間でも使いにくさを感じることはありません。

壁面にはパイプ付き枕棚やカウンターを設けて物干しの量や収納量を充実させ、空間を最大限に活用しました。

 

④洗面台が使いやすいランドリールーム

洗面所とランドリースペース

▷施工事例:愛知県名古屋市注文住宅

洗面所とランドリールームを兼用にした間取りです。

洗面台の奥に物干しバーを設けたため、朝や入浴後に洗濯物が干してあっても邪魔になりません。

物干しバーの下に洗濯機置き場を配置し、「洗う→干す」作業がスムーズに行える動線を確保しました。

 

⑤奥行きが広いカウンターがあるランドリールーム

カウンター収納付きのランドリールーム

▷施工事例:アーチ壁とホワイトキッチンがある家

洗面所とランドリールームの兼用スペースです。

洗面台の奥行きと同じくらいのカウンターを設けて「畳む・アイロンがけ」の作業を楽にしました。

カウンター下の収納は可動式で収納する物に合わせて高さを調整できます。

 

⑥ランドリールームと屋外が直結した住まい

外干しできるランドリールーム

▷施工事例:愛知県稲沢市建築家と建てる家

洗面脱衣所と兼用のランドリールームをつくった事例です。

室内と屋外どちらにも洗濯物を干すご家庭のため、屋外と行き来できる掃き出し窓を設けました。

天候や予定に合わせて室内干し・外干しを選択できる便利な間取りです。

 

⑦吹き抜けのランドリールームで空間を有効活用

吹き抜けのランドリールーム

▷施工事例:グレーチングのあるかっこいい家

吹き抜けのデッドスペースを活かしてランドリールームをつくった事例です。

足元は金属を格子状に組んだ「グレーチング」で仕上げ、安全性を確保しつつも光や風が抜けるようにしています。

物干し金物の横にはシーリングファンを設けているため、湿気が溜まりにくく洗濯物も乾きやすい環境です。

▷関連コラム:『吹き抜けのある家』5つのメリット・5つのデメリット│後悔への対策や機能的

 

日当たりが悪い家を快適にしたい方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、お客様のお住まいを建築士が1棟ずつ「オーダーメイド」でご提案しております。

独立型・兼用型どちらのランドリールームも建築実績が豊富なため、ぜひ施工実例をチェックしてみてくださいね。

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「ランドリールームはいらなかった」と後悔しないためのポイント

おしゃれなランドリールーム

▷施工事例:玄関ベンチと吹抜けLDKがある家

「ランドリールームを採用したけれどいらなかった」と住んでから後悔しないように、事前に考えておくべきポイントをご紹介します。

 

独立型か兼用スペースにするか検討する

ランドリールームは独立させるか、洗面脱衣所などと兼用させるかを検討しましょう。

メリット デメリット
独立したランドリールーム ・来客時にも気兼ねなく使える
・家事に集中しやすい
・生活感を隠しやすい
・スペースを確保する必要がある
・レイアウトによっては家事動線が長くなる
・洗濯機がランドリールームにあると脱衣時の動線も悪くなりやすい
兼用のランドリールーム ・空間を有効利用できる
・効率的な動線をつくりやすい
・家全体の床面積を抑えられる
・洗面台などが使いにくくなるケースがある
・間取りによっては来客に洗濯物を見られる
・湿気が気になる

 

動線や他の空間とのバランス、洗濯する時間帯などを踏まえて「独立」か「兼用」かを考えることがポイントです。

 

パイプの本数や位置を考える

パイプの本数や位置は慎重に検討することが大切です。

ご家族の人数や洗濯物の量、乾燥機の有無などを考慮して、パイプの本数を決めましょう。

予備のパイプをつける場合は、着脱可能な物干し金物にしておくと、使わないときに取り外せて便利です。

洗面台を使うときに邪魔にならず、洗濯機やクローゼットから近いなど、より効率を高められる位置にパイプをつけることをおすすめします。

 

必要な設備を採用する

ランドリールームには次のような設備があると便利なケースもあります。

  • ・物干しバーや金物:置き型の物干しが不要
  • ・ガス乾燥機:干す手間が省ける
  • ・カウンター:畳む・アイロンがけがしやすい
  • ・収納:洗濯物や洗剤のストックなどを収納できる
  • ・コンセント:アイロンや除湿器が使える
  • ・スロップシンク:つけ置きや予洗いできる

 

洗濯時の作業内容によって必要な設備は異なるため、具体的な家事の流れをイメージして検討しましょう。

設備を採用する際は、カウンターの奥行きやコンセントの位置、物干しバーの高さなど、細部までこだわると使い勝手が高まります。

 

十分な収納量を確保する

ランドリールームは次のようなものを収納できる棚などがあると便利です。

  • ・洗剤や柔軟剤(ストックも)
  • ・ハンガー類
  • ・アイロンやアイロン台
  • ・洗濯カゴ
  • ・洗濯ネット
  • ・掃除用品

 

細かい物が多いため、奥行きが浅いの収納だと出し入れしやすくて便利です。

洗面脱衣所などと兼用にする場合はさらに物が増えるため、適切な収納量を確保することをおすすめします。

 

家事動線を考えて隣接させる空間を決める

ランドリールームをつくる際は、家事動線にこだわることで効率が大きく変わります。

  • ・屋外と直結させる(外干ししやすい)
  • ・ファミリークローゼットとつなげる(干す作業の効率化)
  • ・階段を近くに配置する(2階に収納する場合)
  • ・キッチンと近づける(家事中の行き来を楽にする)

 

洗濯する前後の動きを具体的にイメージすることで、動線を考えやすくなります。

便利な家事動線を採用し、洗濯の効率を高めましょう。

 

湿気対策を取り入れる

ランドリールームを採用する際は湿気対策も大切なポイントです。

湿気で内装材が傷む可能性がありますし、隣接する空間の湿度が高くなって過ごしにくくなる可能性もあります。

個別の換気扇を採用したり除湿器を置けるようにコンセントを設けたりするなどの対策がおすすめです。

▷関連コラム:“調湿”が住まいや生活にもたらす効果とは?ポイントや建築材料を紹介

 

ランドリールームがある間取りのメリット・デメリット

ランドリールームのメリットデメリット

そもそもランドリールームの必要性に悩まれている方もいるかもしれません。

メリット・デメリットをご紹介しますので、ご自身のライフスタイルに合う間取りなのか確認してみましょう。

 

メリット

ランドリールームには次のようなメリットがあります。

  • ・洗濯を効率的に進められる
  • ・生活感を隠すことができる
  • ・たくさんの洗濯物を室内干しできる
  • ・脱衣所や洗面所が混雑しない
  • ・スロップシンクなど洗濯用の設備を採用しやすい

 

洗濯に関する家事効率を高めたい方、室内干しする方などにランドリールームがおすすめです。

洗濯物の量が多いご家庭も、専用のランドリールームがあると作業スペースや干す場所に困らず、洗濯に対する負担やストレスを軽減できます。

 

デメリット

ランドリールームのデメリットをご紹介します。

  • ・他のスペースを圧迫する可能性がある
  • ・建物の床面積が増えて建築コストが上がる
  • ・外干しや乾燥機を使う方は広い室内干しスペースが不要
  • ・湿気がこもりやすい

 

コンパクトな住まいにしたい方や予算オーバーを防ぎたい場合は、ランドリールームを採用するべきか慎重に検討しましょう。

他のスペースとの兼用も視野に入れ、自分たちのライフスタイルに合った間取りを選ぶことが大切です。

 

まとめ

ランドリールームは家事効率を高めたい方におすすめの間取りです。

広さや動線、設備など様々な点にこだわることで、ライフスタイルに合った使いやすいランドリールームをつくることができます。

他の空間とのバランスを考えたプラン提案が重要になるため、実績豊富で設計力のある住宅会社への相談がおすすめです。

 

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監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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