家づくりコラム

家づくり

2022.10.21

30坪のおしゃれ間取り実例|後悔しない家づくりのポイント

30坪のコンパクトな家の外観

東京・大阪・名古屋などの都市部では広い土地の確保が難しく、30坪前後のコンパクトな家づくりが求められることも多いです。

今回は実際に延べ床面積30坪前後のおしゃれな間取り実例を見ながら、家づくりのポイントをチェックしていきましょう。

 

 

30坪の家は差が出やすい広さ

30坪の家のダウンフロア

フラット35を扱う住宅金融支援機構がまとめたデータによると、2021年の注文住宅床面積の平均は123.8㎡=約37.5坪でした。

参照元:2021年度 フラット35利用者調査

30坪の家は平均より少しコンパクトになるため、おしゃれに仕上げるためには間取りやデザインの工夫が必要になります。

逆に言えば、30坪の家は間取りとデザインの差が大きく出るということ。よく考えず建ててしまうと、大きな後悔が残る可能性があるのです。

しかしきちんとポイントを押さえれば、30坪でもおしゃれで暮らしやすい家を建てるのは難しくありません。

しっかり準備して、理想の30坪間取りを考えてみましょう。

 

30坪のおしゃれ間取り実例

 

実例① 30.06坪

30.06坪の家の外観

事例詳細⇒岐阜県岐阜市注文住宅|吹抜けリビングと造作本棚&読書スペース

 

面積効率とコストパフォーマンスに優れる総二階建てで、約30坪の延べ床面積をおしゃれにコーディネート。

 

30.06坪の家の玄関

玄関は奥行きを強調し、少ない床面積で広々とした印象に仕上げました。

 

30.06坪の家の吹抜けリビング

リビングは部分吹抜けでたっぷりの自然光を採りこみ、半透明のパーテーションで開放感もしっかり確保。

 

 

実例② 29.29坪

29.29坪の家の外観

事例詳細⇒愛知県名古屋市建築家と建てる家|階段下のスペースを有効活用しているデザイン

30坪弱の床面積を最大限活用できる総二階をチョイスし、コンパクトでおしゃれな外観に。

 

29.29坪の家のリビング

階段でリビングに開放感を与えつつ、デッドスペースも収納・居住空間として有効活用しています。

 

29.29坪の家の階段下スペース活用方法

窓からの自然光がリビングを広く見せてくれて、コンパクトでも素敵なマイホームに♪

 

 

実例④ 29.17坪

29.17坪の家の外観

事例詳細⇒愛知県名古屋市建築家と建てる家|新築のおしゃれな階段を写真紹介

コンパクトな正面シルエットに、インナーバルコニーで立体感をプラスしたおしゃれな外観です。

 

29.17坪の家のLDK

LDKの中心に配置したスケルトン階段は、動線効率とデザインを両立する間取りアイデア。

 

29.17坪の家のキッチン

キッチン正面の移動できない耐力壁も、スケルトン仕様にして広々とした印象に仕上げました。

 

 

実例⑤ 31.05坪

31.05坪の家の外観

事例詳細⇒愛知県稲沢市建築家と建てる家|玄関吹抜け|2階リビングキッチン

あえて1階正面には窓を設けず、シンプルでスタイリッシュな外観に。

 

31.05坪の家の二階リビング

30坪前後の床面積でも、窓からの眺望が良い2階リビングなら広々とした空間を作りやすいのでおすすめ♪

 

31.05坪の家の玄関

玄関も階段吹抜けを活用し、明るくおしゃれな間取りに仕上げました。

 

 

実例⑥ 31.02坪

31.02坪の家の外観

事例詳細⇒愛知県知多市建築家と建てる家|吹抜けリビング|モザイクタイル|アート壁

2つの箱を組み合わせたようなデザインで、31坪ながらボリューム感のある外観になりました。

 

31.02坪の家の吹抜けリビング

住まいの主役となるLDKは、部分吹抜けと階段を組み合わせてデザイナーズハウスのような雰囲気です。

 

31.02坪の家のキッチン

LDKから各部屋への動線がつながっているため、家事・生活効率もしっかり考えられていますね。

 

 

実例⑥ 30.18坪

30.18坪の家の外観

事例詳細⇒愛知県知多市デザイン住宅|キッチンタイル|外観照明

モノトーンカラーの立体感ある外観は、長年暮らしても飽きの来ないデザインです。

 

30.18坪の家のLDK

LDKの隅に階段を配置し、動線効率と二階からの採光で暮らしやすくおしゃれなお部屋に。

 

30坪のおしゃれな家を建てるポイント

 

 

広く見える間取りの工夫

実際の床面積より広く見えるリビング

30坪の限られた床面積でおしゃれな家を建てるには、開放感をアップして広く見える間取りの工夫が必要です。

事例でも紹介した吹抜けやリビング階段は、天井高アップや視線の誘導でお部屋を広く見せてくれる間取りです。

なるべく間仕切り壁やドアを無くして、行き止まり感のない部屋にするのも一つのアイデア。

窓の配置で視線抜けを良くするのも、広く見える間取りの工夫です。どの部屋にも必ずある窓を活用することで、ローコストに開放感アップできるのが特徴です。

床面積はそのまま広く見せるテクニックはほかにもたくさんありますので、施工事例を見て積極的にマネしてみましょう。

 

間取りに複数の役割を持たせる

赤いリビング階段がおしゃれなLDK

一つの間取りに複数の役割を持たせ、30坪の床面積を効率的に活用するのも大切なポイントです。

例えばリビング階段は、居住空間+通路という二つの役割をこなせる効率の良い間取りアイデアです。玄関ホールや廊下を省略できるため、さらに床面積を有効活用できます。

関連コラム
おしゃれな階段の間取りバリエーション8選|名古屋の注文住宅事例を紹介

 

効率の良いウォークスルークローゼット

クローゼットに出入り口を2つ設けてウォークスルーにすれば、収納+通路の二役になりますね。ウォークスルー間取りはうまく活用すれば、行き止まりのない回遊動線づくりにもつながります。

 

リビング横の和室

キッズスペース・書斎・応接間・寝室など、多用途に使える和室も30坪の家におすすめの間取りです。

ライフスタイルの変化にも対応しやすいため、長年暮らしてもムダになりません。

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和室のある家・便利な点やつくる際のポイント|おしゃれな実例も

 

 

アウトドアリビングを活用

屋外スペースをアウトドアリビングとして活用するのも、30坪の家におすすめの間取りアイデアです。

例えばウッドデッキはリビングの延長スペースとして使えるため、開放感や使い勝手が大きくアップします。窓越しにリビングのフローリングが広がったように見えるのも大きなメリット♪

中庭やルーフバルコニーなど、外部の視線にさらされない場所をアウトドアリビングにするのも良いですね。

屋外スペースとリビングを連携して、30坪でもひろびろとした間取りに仕上げましょう。

 

土地の形に合わせたレイアウト

30坪前後の間取りを考える際は、土地の形に合わせて最大限有効活用することも大切です。

例えば縦長の土地の場合、お部屋の間口が狭くなるケースが多いですよね。

細長い土地の場合は無理に部屋を広げるのではなく、奥行きを活かして開放感を演出したほうが良いかもしれません。

リビング・ダイニング・キッチンを一直線に並べて、窓で視線抜けを良くすれば、細長い部屋でも広くおしゃれに見えるものです。

キレイな正方形や長方形の土地が見つからないときは、土地の形に合わせた家づくりを心がけましょう。

 

提案力の高いハウスメーカーを選ぶ

ここまでさまざまなアイデアや取り組み方をご紹介しましたが、提案力の高いハウスメーカー・工務店を選ぶ事も大変重要です。

特に床面積が限られる家づくりでは、プランナーの腕の差が大きな影響をもたらします。

30坪の床面積を上手に活用するアイデアをたくさん持っている施工店に頼んだ方が、おしゃれで暮らしやすいマイホームになるでしょう。

なるべく30坪前後の施工事例をたくさん見て、デザインと間取りの工夫をチェックするのがおすすめです。

実寸大の家をチェックできる完成見学会も、タイミングが合えば積極的に参加しましょう。

 

まとめ

30坪前後のコンパクトなお住まいでも、間取りの工夫で十分おしゃれ&暮らしやすく仕上げることができます。

実際に30坪前後で建てられた施工事例をたくさんチェックして、おしゃれな間取りアイデアをマネしてみてください。

 

愛知県名古屋周辺の注文住宅は、手軽に建築家と家づくりができるR+houseにご相談下さい。

 

100名以上在籍する建築家が、お客さまのご予算やライフスタイルに合わせたおしゃれな間取りプランをご提案いたします。

30坪の家でもひろびろ快適に暮せる間取りアイデアもたくさんご提案できますので、どんなご要望もお気軽にご相談ください。

家づくりに役立つ勉強会や完成見学会も開催しています。タイミングが合いましたらこちらもぜひ活用ください。

監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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