家づくりコラム

家づくり

2025.10.31

【狭い土地に家を建てる】20坪台の注文住宅の間取り・外観実例|メリット・デメリットや注意点も

狭い土地に家を建てる

狭い土地に家を建てる場合、建物の広さが限られるなどのデメリットがある一方で、土地の選択肢が広がったり効率の良い間取りをつくれたりとメリットも多いです。

そこで今回は、狭い土地を活かして家を建てた「20坪台の注文住宅」の間取り・外観実例をご紹介します。

狭い土地に家を建てる際のメリット・デメリットや注意点も解説しますので、ぜひ家づくりにお役立てください。

 

コラムのポイント

■ 狭い土地に家を建てる場合、敷地形状や周辺環境を考慮し、理想のライフスタイルをより具体的にイメージした設計が大切です。

■ 空間ごとに広さのメリハリをつけたり、平面だけでなく高さも活かして開放感を高めることで、住まいの快適性を高めることができます。

■ 敷地の状況をしっかりと把握して設計してくれるような、狭小地への建築実績が豊富な住宅会社との家づくりをおすすめします。

 

狭小地の家づくりを検討中の方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、建築士が設計するデザイン性と住宅性能の高い住まいをご提案しております。

狭い土地への建築を予定している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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狭い土地に家を建てる|20坪台の注文住宅の外観・間取り実例

狭い土地に20坪台の家を建てた、注文住宅の外観と間取りの実例をご紹介します。

 

①コンパクトでも開放感のある家|床面積26.04坪

狭い土地に建てた家

隣家との距離が近い、狭い土地に注文住宅を建てた事例です。

グレーのガルバリウム鋼板とラップサイディングの組み合わせで、シンプルモダンな外観に仕上げました。

玄関ドアの横にポストを配置し、駐車スペースをしっかり確保しています。

開放感のあるリビング

大きな掃き出し窓を2枚並べて、たっぷりと日差しを取り入れられるようにしました。

フラットの畳コーナーを採用することで、空間の圧迫感を軽減でき、LDKをより広く感じさせます。

壁・天井はすべて白で統一し、すっきりとした印象を与えました。

造作家具

住まいのサイズにぴったり合う家具を採用し、空間を最大限に活かしました。

  • 上段:仕事や勉強で使えるカウンター
  • 下段:インテリアスペースやカウンター下の収納

上段のカウンターには、コンセントや手元灯などの設備を取り入れ、使い勝手にもこだわっています。

ご家族ライフスタイルに合わせて造作を取り入れた、こだわりの住まいです。

▷施工事例:自宅におしゃれなトレーニングルームを

 

②広さのメリハリをつけた家|床面積26.29坪

狭い土地の外観

狭い土地にキューブ型の2階建てを建てた事例です。

軒のないコンパクトな住まいのため、窓上の庇や植栽によって日差しを遮り、室内の快適性を高めています。

リビングが広い狭小住宅

約26坪の住まいとは思えないくらいの広々としたLDKです。

リビング上は大きな吹き抜けになっているため、実際の畳数以上の開放感があります。

畳コーナーの一角は壁ではなく柱にすることで、目線の抜けをつくるなど、広く見せるための細かな工夫を取り入れました。

広々とした洗面・ランドリー

暮らしや家事の効率性を高めるために、水まわりのスペースは広さを確保しました。

横幅のある洗面台は家族が並んで使えるため、忙しい朝の時間でも快適に過ごすことができます。

洗濯機置き場の上にはパイプを設け、洗ってから干すまでの移動をなくし、家事楽な住まいを実現しました。

▷施工事例:愛知県名古屋市注文住宅

 

③オープンガレージ+2階リビングの住まい|床面積26.54坪

インナーガレージがおしゃれな二階建て外観

狭い土地でもゆったりとした駐車スペースを確保するために、オープンガレージを採用した事例です。

駐車スペースの上に居室を設けることができ、コンパクトな土地でも床面積を確保できます。

外壁はグレーと黒で張り分け、上を濃い色にすることで建物の存在感を強めました。

明るい2階リビング

明るい日差しがたっぷり入る2階リビングです。

フルフラットキッチンや背板のないオープン収納を採用することで、広さを感じる空間に仕上げました。

2階リビングのメリットを活かして、屋根形状に沿った勾配天井を採用し、開放感をプラスしています。

デザイン性の高い寝室

寝室にはアクセントクロスやデザイン照明など、たくさんのこだわりを取り入れ、空間の世界観をつくり込んでいます。

ベッドの設置スペースに小上がりを採用し、床をタイルとフローリングで張り分けることで、メリハリのあるおしゃれなデザインに仕上げました。

また、窓際には幅広いカウンターを設けたり、アンティーク調の照明やお気に入りのインテリアや植栽を飾れるようにしています。

▷施工事例:インナーガレージハウスのある家

 

狭小地に家を建てる方へ

私たち“R+house 国松工務店”は、お客様のお住まいを建築士が1棟ずつ「オーダーメイド」でご提案しております。

敷地に合わせた細かな設計・提案が可能なため、お気軽にお問い合わせください。

▶︎R+house 国松工務店の施工実例

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狭小地・狭小住宅を選ぶメリット・デメリット

狭小地・狭小住宅のメリット・デメリット

狭小地や狭小住宅を選ぶメリット・デメリットをご紹介します。

 

メリット

狭い土地にコンパクトな住宅を建てると、たくさんのメリットがあります。

  • 土地の選択肢が広がる
  • 土地購入費・建築費を抑えられる
  • ランニングコストを抑えられる
  • 庭や建物のお手入れが楽になる
  • 効率的な動線を確保しやすい
  • 狭小住宅なら敷地内に駐車スペースを確保できる
  • 住宅の性能やデザイン性にお金を掛けられる

狭小地も候補に入れられる場合、駅が近い人気のエリアなども検討できるなど、土地の選択肢が広がるのは大きな魅力です。

また、コンパクトな土地・建物なら、税金・メンテナンス費・光熱費なども抑えられる可能性が高まります。

家や土地の広さよりも、構造・性能・間取り・デザインなどを優先したいという方にもおすすめです。

 

デメリット

狭小地や狭小住宅を採用するデメリットをご紹介します。

  • 希望の間取りや建物形状が採用できない可能性がある
  • 日当たりや風通しを確保しにくい
  • 2階リビングや3階建て住宅などは移動に負担がかかる
  • 隣家との距離が近いケースが多い
  • 駐車がしにくい・駐車場が確保できない
  • 土地によっては住宅の高さなどに制限がある

土地や建物が狭いことで、利便性や快適性が低下する可能性があります。

ただし、建築の工夫によって上記のようなデメリットは解決できるケースも多いです。

狭小地や狭小住宅の実績が豊富で設計力のある住宅会社に家づくりをお願いすることをおすすめします。

 

狭い土地に家を建てる際の注意点やポイント

狭い土地に建てた家

狭い土地に家を建てる際の注意点やポイントを解説します。

 

①周辺環境を考慮した設計が大切

狭い土地は隣家との距離が近かったり、前面道路が狭かったりするケースも多いため、周辺環境を考慮した設計が大切です。

例えば、隣家の配置によって日当たりを確保できる方角を検討し、視線が気にならない窓の位置を決めるなどの方法があります。

また、前面道路が狭いと駐車がしにくいため、車を停める際の実際の動きをシミュレーションしながら、レイアウトを決めましょう。

 

②空間ごとに広さのメリハリをつける

コンパクトな家では、全てのスペースを広くすることができません。

ご自身の中で空間に優先順位をつけ、広さのメリハリをつけることで満足度を高めることができます。

  • 家族が集まるLDKは広くしたいが、寝室は狭くても構わない
  • 洋服はそれほど多くないが、靴が多いので土間収納を広くしたい

具体的な間取りを考える前に「広くしたい場所」と「狭くても不便ではない場所」を考え、住宅会社に共有しておくことがポイントです。

 

③効果的に窓を取り入れる

効果的に窓を取り入れることで、狭小住宅でも明るくて開放感のある住まいを実現できます。

例えば「隣家の外壁が見える窓」と「空が見える窓」では、同じ大きさの窓でも印象は全く異なるため、窓の配置は特に重要です。

できるだけ高い位置に窓を設けた方が、十分な日当たりを確保しやすく、室内からの景観も良くなります。

また、家の中に「室内窓」を採用し、隣室からの光を取り入れて部屋を明るくする方法も効果的です。

 

④高さを活かした設計にする

平面的な空間だけでなく、高さを活かした設計にすることで、開放感を高めることが可能です。

吹き抜けや勾配天井によって天井を高くして、縦方向の広がりをつくることができます。

また、天井と同じ高さのハイドア・ハイサッシを採用することで、視覚的に広さを感じさせる方法も効果的です。

 

⑤仕切りや壁を最小限にする

仕切りや壁を最小限にすることで、広々とした空間をつくり出すことができます。

特に開放感が求められることが多いリビングなどは、壁を極力減らして視線の抜けを意識することが大切です。

構造上必要な場合は、壁ではなく柱を設けるなどの方法を選択するなど、設計士と相談して最適な方法を検討しましょう。

 

リビング階段にする場合は、骨組みのみでつくられ、周囲が壁で囲まれていない「スケルトンタイプ」がおすすめです。

スケルトン階段

 

⑥色の工夫で開放感を出す

内装材の色選びによっても開放的で広さを感じられる空間にすることが可能です。

白系などの壁や天井、明るい木目の床などの内装は、暗いトーンの部屋と比べて広く感じます。

アクセントクロスなどはトイレや寝室などの個室スペースで採用し、開放感を出したいリビングはインテリアで色柄を取り入れるなどの工夫がポイントです。

 

⑦不要な廊下は最小限に

狭小住宅は、不要な廊下を最小限にすることが大切です。

無駄な空間を極力なくし、LDKなどの広さを優先させることで、暮らしの快適性が大きく向上します。

ただし、プライバシー性を保つためには廊下があった方がいいケースもあるため、暮らしを具体的にイメージしながら検討しましょう。

 

⑧デッドスペースを極力なくす

狭小地への建築は、デッドスペースを極力なくした設計が大切です。

敷地形状に合わせて建物に凹凸をつけ、土地に対して最大限採用できる広さの建物を建てるなどの方法で、デッドスペースを減らすことができます。

ただし、駐車・駐輪スペースが必要な場合は、建物と外構のバランスを考えつつ敷地を最大限に活かせるレイアウトを考えましょう。

 

まとめ

狭い土地に家を建てる場合でも、敷地を最大限に活かした設計によって、広々した空間や暮らしやすい間取りを採用できます。

ご自身が重視したい空間を具体的にすることも、暮らしの利便性を高めるためのポイントです。

敷地の状況とお客様のライフスタイルを十分に考慮したうえで間取りを提案してくれる、狭小地への実績が豊富な住宅会社への相談をおすすめします。

 

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“R+house・国松工務店”は、名古屋市を中心に、長年「温度と空気をデザインする」をコンセプトに掲げ、省エネにこだわった快適な住まいづくりを行なっています。

私たちが自信を持ってご提供するのは、ずばり“9つのVALUE”。

 

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高層建築から土木工事まで、幅広い施工経験を持つベテラン技術者です。専門性と独自性を高め、高機能・高性能住宅をご提案していきます。

 

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私たちが手掛ける住宅はすべて認定長期優良住宅+耐震等級3標準仕様。一般的にはあまり考慮されない、重心・剛芯・バランスも重視しています。※耐震等級3相当・同等ではなく「適合証明書」を取得した認定住宅です。

 

粘断震工法(オプション)

高層ビルにも用いられている粘断性体を使用。住宅用制震工法により高耐震+超制震を実現します。大規模な地震発生時にも、地震エネルギーを約80%吸収、建物変形量を約1/2に軽減します。

 

超高気密

気密性を示すC値は、R+house標準の1(cm²/m²)以下を大きく上回る高気密を実現。全棟実測試験を行い、C値0.5(cm²/m²)以上の場合は、施工のやり直しを行っています。

 

エネパス住宅

最高峰の断熱材と太陽光発電システム。日々の電気料金の軽減にも貢献します。

 

温度バリアフリー

地中熱利用全熱交換器型循環システム+エアーサイクルを標準装備。温度差のない住環境を実現することで、結露によるカビ・ダニの軽減、冬のヒートショックによる家庭内事故、冷え性・低体温症など、家の温熱環境が身体に与える影響に配慮しています。

 

高環境

床暖房を必要としない施工方法と空気の対流を考えた設計により、ストレスを軽減。大きな吹き抜けを設けることでさらに冷暖房効率が良くなり、エアコン1台で家じゅう高環境が得られます。

 

高濃度水素生活

家族で使用する全ての水に、自然の原理から生まれた最先端技術の「生命の水」を採用。酸化反応を抑制し活性酸素を減少。自然治癒力やデトックス効果を促進します。 高濃度の水素を体内に取り込むことで、悪玉活性酸素を体内から排出し免疫を高めます。健康寿命「健康促進+美+若さ」の追及に役立てていただけます。

 

抗アレルゲン住宅

私たちが扱う住宅はすべて抗アレルゲン仕様。PM2.5、ハウスダスト、花粉、粉塵、煤塵、黄砂、ダニなどを特殊なフィルターで取り除き空気を浄化。さらにイオン化することで、消臭・除菌やカビの撃退へ。家中クリーンな空気環境で、アレルギー軽減へとつなげます。

 

家の長寿命化だけではなく、家族の健康も守れる“R+house”の住宅。

高性能住宅の建設をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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名古屋市の“R+house・国松工務店”が主体となり、普通の注文住宅と同じような手順・予算で建築家との家づくりをサポートします。

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監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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