家づくりコラム

省エネ

2023.1.12

名古屋でサスティナブル住宅を!ポイントから補助金まで詳しく解説

名古屋でサスティナブル住宅を

 

毎日のように目にする“SDGs”ですが、その根底にあるのが「サスティナブル」な考え方です。

この「サスティナブル」が、身の回りの生活だけではなく、住宅にも関係するってご存知ですか?

様々なハウスメーカーや工務店が「サスティナブル住宅」の建設に取り組んでいます。

そこで、今回は「サスティナブル住宅」の基本から、条件、関連する補助金について解説します。

「環境に優しい住宅を建てたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

 

コラムのポイント

■「サスティナブル住宅」とは、地球環境・人の住環境・周辺環境への負荷を抑え、永続的に住み続けられる家を意味します。
■「サスティナブル住宅」を実現させるためには、いくつかの視点からプランニングをしなくてはいけません。
■“国松工務店”は、「温度と空気のデザイン」をコンセプトに、快適でエコな家づくりをご提案しています。

 

 

“サスティナブル”の意味や概念は?

名古屋のサスティナブル住宅

突然ですが、メディアや街中でも見かけることの多い“SDGs”の意味をご存知ですか?

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、世界各国・様々な業界が多種多様な問題解決に向けて、目標に掲げています。

 

SDGs17の目標

引用元:外務省|持続可能な開発目標(SDGs)達成に 向けて日本が果たす役割

 

Sustainable(サスティナブル)とは、日本語に訳すと「維持できる」「耐えられる」などとなり、そこから派生して“持続可能な”という意味で使われています。

住宅業界・建築業界でも重要なスローガンとして「サスティナブル」を掲げており、国土交通省を中心に、その取り組みは活発です。(参考:SDGs達成に向けた関係省庁の取組

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住宅を含む「建築」は、建設時に多量の消費エネルギーを使い、またCO2を排出します。
さらに、解体時には産業廃棄物を多く生み出してしまうため、業界内で「サスティナブル」な意識が高まることで、SDGsへ大きく貢献できると言われています。

 

 

 

“サスティナブル住宅”にするための6つの条件

サスティナブル住宅の条件

では具体的に「サスティナブル住宅」とはどのような住まいのかたちなのでしょうか。

一般社団法人 日本建設業連合会は、サスティナブルな建築について以下のように定義しています。

 

サステナブル建築とは、設計・施工・運用の各段階を通じて、地域レベルでの生態系の収容力を維持しうる範囲内で、

(1) 建築のライフサイクルを通じての省エネルギー・省資源・リサイクル・有害物質排出抑制を図り、
(2) その他地域の気候、伝統、文化および周辺環境と調和しつつ、
(3) 将来にわたって人間の生活の質を適度に維持あるいは向上させていくことができる建築物を構築することを指します。

(引用:一般社団法人 日本建設業連合会|サステナブル建築

※こちらのサイトを始め、サスティナブルを「サステナブル」と表記する場合もあります。

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〈サスティナブル住宅の3本柱〉

① 長寿命化できる構造を兼ね備え、住宅のライフサイクルを通じて環境負荷を抑えるべくエコな性能を兼ね備えている

② 周辺環境に溶け込み、その家に住む人と周辺住民、動植物がストレスなく永続的に住み続けられる

③ ライフスタイルや家族構成の変化に順応できる計画にし、将来に渡りリノベーションしながら住宅性能を維持・向上できる

 

では、「サスティナブル住宅」にするためには、どのような性能・仕様を整えれば良いのでしょうか。

ここでは、特に重要な6つの条件を紹介します。

 

■ 高い耐久性を持つ構造

その住宅で永続的に生活し続けるためには、地震や台風に耐えられなくてはいけません。

日本で最も多い木造住宅においても、家の根幹は「構造」です。

繰り返し行われている法改正でも、住宅に求められる耐震性はどんどん向上しており、その重要性が証明されています。(参考:ホームズ君 よくわかる耐震|木造住宅耐震基準の変遷

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高耐久な住宅を建てることは、ご家族の安心安全を担保するだけではなく、「住宅そのもの」と「安心安全な暮らし」の持続可能性を高めます。

 

 

■ 木材の積極的利用

木材の利用は、森林を守ることと相反しているように思うかもしれません。

しかし、実は木々を伐採し材木として利用することは、森林の活性化につながります。

木材利用の中でも、特に国が推し進めているのが「国産材・地域材の利用」です。

これらの材料は、輸入材と比べて運搬時の使用エネルギー量・CO2排出量が少なく、よりエコへの貢献度が高いとされています。

全て国産材で作られた住宅は、欧州から輸入した木材で作るよりも14倍CO2排出量を抑えられるというデータもあるほどです。(参考:森林・林業学習館|ウッドマイルズ・ウッドマイレージ

日本国土の2/3以上を占める森林資源を活用することで、林業・製材業など地域経済の活性化にもつながることが期待されており、林野庁を筆頭に“木材自給率”を高める取り組みを行なっています。

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木材、特に国産材・地域材を積極的に取り入れることは、「森林資源」と「日本経済」の持続可能性を高めます。

 

 

■ 快適な環境を保つ断熱性・気密性

いくら住宅が丈夫であっても、その室内環境が快適でなければ住み続けられません。

そこで重要となるのが、断熱性と気密性です。

天井・床・壁に十分な断熱材を充填し、窓やドアなどの開口部に断熱仕様のサッシを取り付けるだけではなく、さらに構造体の隙間を極力無くすことが重要となります。

高断熱・高気密な住宅は、快適な環境を創り出すだけではなく、気温変化による健康被害のリスクも抑え、空調負荷と空調使用量を減らせます。

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高断熱・高気密な住宅は、空調使用による環境負荷を減らし、エコで快適な室内環境を保てるため、「居心地が良く健康的な暮らし」と「地球環境」の持続可能性を高めます。

 

 

■ 自然エネルギーを生活に取り入れる省エネ設備

地球温暖化は、私たち地球に住むものにとって目の前に迫った深刻な問題です。

そのため、それを食い止めるために自然エネルギーを積極的に取り入れることは必須であり、世界各国で様々な取り組みが行われています。

日本も例外ではなく、以下の設備を住宅へ積極的に取り入れる事例は決して少なくありません。

 

  • ・太陽光発電システム+蓄電池
  • ・地熱利用システム
  • ・熱交換換気システム
  • ・庇による太陽光調節
  • ・雨水利用システム

 

これらの設備機器によって自然エネルギーの活用、ひいては電力会社からの買電量削減が実現でき、結果的には化石燃料使用量やCO2排出量を減らせます。

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自然エネルギーの利用は、「地球環境」の持続可能性を高めます。

 

 

■ 生活に合わせて更新できるフレキシブルな間取り

サスティナブルは、どうしても環境面でのスローガンとして捉えられがちですが、生活にフィットした住宅を持続可能にすることも大切な要素です。

家族の生活は時の流れに合わせて大なり小なり変化があります。

ライフスタイルや家族構成、健康状態などの変化に対応できる「可変性・フレキシビリティ」も兼ね備えておくことが重要と言えるのではないでしょうか。

リノベーションして何世代もの間、一軒の住宅で生活し続けることで、建て替えによる産業廃棄物や消費エネルギー・CO2排出量を減らせます。

そして、住宅にかかわる経済的負担が大幅に抑えられる点も無視できません。

 

  • 「将来的に一部屋を二部屋に変えられるようにしておく」
  • 「納戸を水廻りに変えられるように事前に配管しておく」
  • 「勝手口を後付けできるような壁構造にしておく」

 

建設時から、将来を見据えてこれらのような工夫を施しておくのもおすすめです。

大切なのは、その家で「どのくらいの期間・誰が」生活するかを想定すること。

最近では、リノベーションを前提とした「SI(スケルトン・インフィル)住宅=高耐久な骨組み+可変性のある間取り・内装」も広まりつつあります。

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フレキシブルな間取りは、「永続的な生活」「地球環境」の持続可能性を高めます。

 

 

■ 周辺環境や気候風土を踏まえた外観デザイン

住宅の中がいくらサスティナブルであっても、それが周辺に溶け込んでいなければ「永続的」とは言えないでしょう。

周辺環境を害さないように土壌や大気、水質などの汚染に注意することはもちろん、隣家の日照弊害や騒音トラブルもあってはいけません。

また、そのエリアの景観や風土、文化などについても配慮する必要もあります。

自治体によっては、家の外観デザインに関する規定がある場合もありますので、それらを踏まえた設計をしてくれる会社を選びましょう。

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周辺環境や気候風土を踏まえた外観デザインは、「地域コミュニティとの関係」や「地域文化や風景の保護」の持続可能性を高めます。

 

ポイント

私たち“国松工務店”は、愛知・名古屋を中心に、省エネに特化した環境住宅の建設を数多く手掛けています。

 

 

 

〈2023年〉“サスティナブル住宅”に関連する補助金

2023サスティナブル住宅補助金

国は、建築のサスティナブル化を推し進めるために、様々な補助事業を行なっています。

新築住宅が対象となるものから、既存住宅のリノベーションが対象となるものまで様々です。

それぞれ申請条件などが異なるため、利用したい場合は施工会社などへ相談しましょう。

 

 

これらをもれなく活用したい方は、補助金申請に慣れている会社や、その土地の補助金情報に詳しい会社へ相談しましょう。

 

ポイント

私たち“国松工務店”は、愛知・名古屋にて、地元密着型工務店として補助金の申請を含めて、あなたのマイホーム計画をサポートいたします。

 

 

愛知で“サスティナブル住宅”を建てたい方は国松工務店へご相談を

コンセプト

 

“国松工務店”は、名古屋市を中心に、長年「温度と空気をデザインする」をコンセプトに、省エネ性の高い住まいづくりを行なっています。

私たちの手がける住まいの特徴はずばり“3つのPASS”。

 

〈ENEPASS エネパス〉

温度を安定させる「ホールハウス断熱」と、空気を循環させる「地中熱利用型換気システム」を合わせて、家の中を快適な温度の空気で満たします。

 

 

〈SICKPASS シックパス〉

従来の壁面や天井からの排気ではなく、床面排気にすることで、ハウスダストの飛散を防ぎ、効率良く室内から取り除きます。

また、高性能フィルターを備えた地中熱利用換気システムを導入し、外気からのアレルギー物質を99%除去した清潔な空気環境と、快適な温度環境を両立。

健康的で居心地の良い住まいを実現できます。

 

 

〈YENPASS エンパス〉

高断熱性能に加えて「オール電化」を採用し、光熱費を節約できます。

大容量、高性能、長期寿命・保証のソーラー発電と蓄電池で、節約と合わせて売電利益を生むことも期待できるでしょう。

“使う電気<創る電気”を目指した住まいをご提供いたします。

 

※ソーラー関連設備は標準仕様には含まれません。

 

愛知県で省エネ住宅の建設をご検討中の方は、ぜひお気軽に“国松工務店”までご相談ください。

 

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まとめ

“サスティナブル住宅”は、「地球環境」・「快適な生活」・「周辺の人の穏やかな生活」の全てを“持続可能”にする住まいのかたちです。

そのため、決して、環境問題への意識が高い方のためだけのものではありません。

マイホーム建設には多額な費用がかかりますが、その住宅を長寿命化すれば、トータル住宅コストを削減できますし、長い年月を共に過ごせば愛着の湧く家になるでしょう。

これから住宅の新築を検討する方は、ぜひ「サスティナブル」をコンセプトにプランニングをしてみましょう。

そこでポイントなのが、「経験と知識のある工務店に相談すること」。

私たち“国松工務店”は、今まで多くの省エネ住宅や長寿命な住宅を手がけてきたという実績があります。

愛知県でサスティナブル住宅の建設をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

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名古屋市の国松工務店が主体となり、普通の注文住宅と同じような手順・予算で建築家との家づくりをサポートします。

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監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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