国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部
国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
家づくりのご相談なら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
家づくり
2022.8.18
最近見かけることが増えてきた四角いキューブ型の家。とてもおしゃれな印象がありますよね。
キューブ型の家にはおしゃれなデザイン性だけでなく、コストパフォーマンスなどのメリットもたくさんあります。
しかし雨漏れや耐久性などよく聞くデメリットも気になるところです。
今回はキューブ型の家のメリット・デメリットを両方把握し、対策とセットで解説します。
後半では実際におしゃれなキューブ型の家の施工事例も紹介します。
新築住宅が立ち並ぶ市街地エリアでは、キューブ型の家を見る機会が増えてきました。
キューブ型の家が増えているのは、建築材料と技術の進化が理由の一つ。
外壁の耐久性やサッシの防水性が上がったことで、軒の無いキューブ型の家のデメリットに対策できるようになったのです。
またコストパフォーマンスの良いモダンスタイルの家が主流になっているのも、キューブデザインの人気につながっています。
スタイリッシュ・カッコいい系の外観が好きな方は、ぜひキューブ型の家を選択肢として検討してみてください。
シンプルな直線で構成するキューブ型の家は、ムダのないスタイリッシュな印象をつくれるのが魅力♪
新築住宅全体で考えるとまだ少数派なので、シンプルながら目を引くおしゃれなイメージになるのもメリットです。
インパクトはあるものの非常にシンプルなシルエットなので、流行に左右されず年数が経っても古く見えないのもうれしいポイントです。
凹凸のない真四角の家は材料・工事費を抑えやすく、コストパフォーマンスが良い点も大きなメリット。
外壁に凹凸があると「出隅」「入隅」と呼ばれるコーナー部分の部材が必要になり、加工・取付の手間も増加します。
キューブ型の家は出隅と入隅を最小限に抑えられるので、デザインを犠牲にせずコストダウンできるのです。
キューブ型の家は真上から見たときの建築面積が真四角になるため、土地を有効活用しやすく、間取り効率も良好です。
凹凸の多い家はデッドスペースが発生しやすく、土地や居住スペースにムダができてしまいます。
広い土地の確保が難しい市街地や狭小地などでは、効率の良い家づくりを目指すと自然に四角い家になることが多いです。
キューブ型の家なら土地を効率的に使えるので駐車場や庭を確保しやすく、居住スペースや収納も広く取ることができます。
外壁や屋根の凹凸が少ないキューブ型の家には、耐久性やメンテナンス面でのメリットもあります。
台風や地震で家が揺れると凹凸部にヒビ割れが出ることがありますが、四角い家は張り欠けが少ないので発生しにくくなります。
また外壁と屋根の面積も抑えられるので、塗装メンテナンスの際のコストが安くなるのも意外なメリット。
シンプルなキューブ型の家は耐震性を高めやすいのもメリットの一つです。
積み木でイメージすると分かりやすいかもしれません。凸凹のある積み方より、真四角に積み上げた方がバランスが良いですよね。
キューブ型なら無条件に耐震性が高いというワケではありませんが、シンプルなシルエットのほうが揺れに対して安定しやすいということです。
陸屋根と呼ばれるフラットな屋根でキューブ型の家を建てる場合、ほかの屋根形状より雨漏れリスクが高くなります。
陸屋根には勾配が付いていないため、雨の流れる経路を精密に計算し建物内に侵入しない構造で作らなければいけません。
勾配のある屋根より高い精度が求められるため、技術力のないハウスメーカーだと雨漏れするリスクがあるのです。
陸屋根の雨漏れ対策としては、なるべく施工実績が多い施工店で建てるのがおすすめです。
実際に多くの陸屋根を手掛けている施工店なら、注意すべきポイントが分かっているので雨漏れリスクは少なくなるはず。
実際にキューブ型の家の施工実績が多いハウスメーカー・工務店を選びましょう。
キューブ型の家の雨漏れリスクを下げるなら、少し勾配を付けて片流れ屋根にするのも一つの手です。
片流れ屋根は正面からはフラットに見えるため、キューブ型の外観シルエットをつくることができます。
軒の出幅が無いキューブ型の家は、雨風が直接かかることで劣化が進みやすい点もデメリットと言えます。
塗装のサイクルが短くなり、材質やカラーによっては雨だれや色あせが目立つことも。
外壁の劣化対策としては、なるべく耐久性の高い材料を使うのが効果的。
デザイン性にも優れるガルバリウム鋼板は、金属ながらさびにくく劣化を遅らせる効果が期待できます。
デザインはもちろん、耐久性という視点でも外壁材をチェックしてみてください。
軒の無いキューブ型の家は、窓から直射日光が入りやすいことも注意すべきデメリットです。
お部屋の中でまぶしさを感じたり、床や家具が熱くなったりするなど暮らしやすさにも影響します。
直射日光によるまぶしさ対策として、窓の方角とテレビ・ソファなど家具の配置を確認しましょう。
例えば西側の窓を付けるときは、夕方にテレビを見るときの配置を確認すればまぶしさを防ぎやすくなります。
現地で時間帯ごとの日当たりも確認し、過ごし方と家具の配置シミュレーションでまぶしさを回避しましょう。
フローリングや家具が直射日光で熱せられたり日焼けしたりするのを防ぐには、UVカット機能や遮熱性能のある窓ガラスを選ぶのが良いでしょう。
遮熱ガラスなら明るさを採り入れながら、夏の強い日差しの熱量だけカットしてくれます。
後付けのフィルムなどもありますが、汚れやカビの温床になることもあるので新築時ならガラスで選ぶのがおすすめです。
前述した陸屋根でキューブ型の家を建てる場合、屋根裏空間が無くなるため二階が暑くなることがあります。
屋根材と天井の間が近いため、太陽光の熱が室内に伝わりやすいのです。
陸屋根を採用する場合は、天井裏に性能の高い断熱材を入れたり、断熱材を挟んだ金属瓦を選んだりする対策がおすすめ。
ブラックではなく日射反射率の高いグレーの屋根材を選ぶなど、カラーの暑さ対策も効果的です。
真四角のキューブシルエットに、あえて窓を付けずスタイリッシュな外観に仕上げています。
縦スリットの金属サイディングで立体感もあり、ビルトインガレージをアクセントにしているのもおしゃれな工夫♪
モノトーンカラーの2つのキューブを組み合わせ、シンプルながら立体感のある外観に。
窓の配置にもこだわり、キューブデザインをさらに魅力的に見せてくれています。
正面から見るとキューブ型のシルエットですが、奥行きのある軒を設けた外観事例です。
木目の軒天はデザイン性はもちろん、雨風から外壁を守る機能性も持っています。
黒一色のキューブデザインですが、斜め柄の外壁材で変化を付けています。
玄関で入り口もすっきりまとまり、キューブデザインの一部となっています。
キューブ型の家にはメリット・デメリット両面ありますが、把握していれば対策することが可能です。
デザイン面だけを見るのではなく、長く暮らす前提でシルエットや建材を選んでみてください。
今回ご紹介した以外にもたくさんのキューブ型の家事例がありますので、こちらもぜひ参考にどうぞ♪
名古屋エリアでキューブ型の家を建てるなら、建築家とこだわりのデザインをつくれるR+houseにご相談ください。
100名以上在籍する建築家が、お客様の好み・ご要望をお伺いしてオリジナルの注文住宅をご提案いたします。
1960年創業の国松工務店が窓口となり、一般的な注文住宅と同じ価格帯・手間での家づくりが可能です。
家づくりに役立つ勉強会や見学会も開催していますので、ぜひお気軽に参加ください。