家づくりコラム

家づくり

2022.8.25

高窓で明るくおしゃれなマイホームを|名古屋の新築事例を紹介

高窓のあるリビング

採光・採風・眺望などさまざまな役割を持つ窓は、マイホームの大切な要素の一つ。

一口に窓と言ってもたくさんのバリエーションがありますが、今回はデザイン・機能面に優れる高窓に注目してみましょう。

高窓はおしゃれなマイホームづくりにピッタリで、機能面のメリットもたくさんあります。

実際に高窓を活用したおしゃれな新築事例も紹介しますので、ぜひデザインの参考にしてください♪

 

 

高窓とは?

高窓のあるリビング

 

高窓は「ハイサイドライト」と呼ばれることもあり、壁面の高い場所に設置する窓のことを指します。

一般的な掃き出し窓や腰窓と構造は変わりませんが、天井付近の高い場所に設けることが多いです。

天井に設置する「トップライト」と似ていますが、高窓は壁面に設置する点が違います。

高窓は手の届かない場所に付けるのであまり意味が無いと感じるかもしれません。しかし採光・プライバシー性など、高窓にしかないさまざまなメリットがあります。

オリジナリティのあるおしゃれなマイホームを目指すなら、ぜひ検討したい窓のレイアウトです。

 

高窓のメリット

 

プライバシーと採光のバランスが良い

高窓のみでプライバシー性の高い子供部屋

一般的な高さの窓は面積が増えるとプライバシー性が低下しますが、高窓は採光とのバランスに優れています。

例えばリビングの掃き出し窓は、通りに面していると人の目線が気になってなかなかカーテンを開けられませんよね。しかし天井付近の高窓なら、直接目線が届かないのでカーテンを開けて自然光をたっぷり採り入れられます。

過ごす時間が長いリビングや子供部屋など、プライバシーが気になる間取りで高窓は活躍してくれます。

 

防犯性が高い

防犯性が高い洗面所の高窓

手が届かない場所にある高窓は、空き巣や強盗の侵入口になりにくいのも大きなメリット。

窓は空き巣などの侵入経路になることが多く、大きな窓は狙われるリスクも高くなります。

一方高窓は外から手が届きにくく、侵入にも時間がかかるので狙われるリスクは低いです。

 

空気の流れを作りやすい

自然換気しやすい吹抜けの高窓

高窓と普通の窓を組み合わせると、高低差ができるため自然な空気の流れをつくれるのもメリットの一つです。

暖かい空気は高い場所に登っていくので、夏の熱気や暖房の空気を高窓から排気しやすいのです。

換気扇による人工的な空気の流れと違い、そよ風のような気持ち良い空間をつくれるのは魅力ですね♪

 

デザイン性が高い

デザイン性が高い連続高窓

高窓はサイズを揃えて配置しやすいため、すっきりしたおしゃれな印象を作りやすいのも意外なメリット。

複数の高窓を均等に並べたり、横長の高窓で開放感を出したり、デザインバリエーションも広がります。

高い場所にあるので意外と視界に入りやすく、ソファやテーブルからの視線抜けを良くして広く見せる使い方も。

高窓はモダン・ナチュラルどちらにも合わせやすく、おしゃれなお部屋づくりに役立ってくれます。

 

家具配置を邪魔しない

吹き抜けリビングの高窓

窓を増やすと壁が減って家具配置が難しくなるのですが、高窓はその心配がないのもうれしいポイントです。

腰窓や掃き出し窓を設置すると、その面にはソファや本棚を配置できません。

しかし高窓なら下の壁面を自由に使えるので、家具や家電の配置バリエーションが広がります。

間取りの自由度がアップし、ライフスタイルの変化にも対応しやすくなりますね。

 

高窓のデメリット

LDKの高窓

掃除しにくい

天井付近の高窓は手が届きにくいため、普段のお掃除難易度が高いのはデメリット。

特に目立つ場所の高窓は、ガラス面の汚れや窓枠のホコリなどが目立って気になる可能性があります。

高窓を選ぶ際はお掃除のことまで考えて対策しましょう。ちょっとした踏み台で手が届く場所や高さにしたり、高所用の掃除アイテムを用意したり、後のこともシミュレーションしてみてください。

 

開閉が大変

高所にある高窓は開閉操作が大変な点も、日々の使い勝手を考えるとデメリットになり得ます。

高窓に採風機能も持たせる場合は、高所用の開閉操作ができるタイプのサッシを選びましょう。

リモコンで遠隔操作できる高窓なら、使い勝手の不便はありません。最近はスマートフォンで開閉操作できる窓も登場しています。

掃き出し窓や腰窓で十分な採風を確保できるなら、高窓はFIX(はめ殺し)にして開閉しないのも一つの手です。

 

光量が不足しやすい

高窓は壁面に反射する優しい光を採りこみやすい一方、単体だと光量が不足しやすいので要注意。

条件の良い南側の高窓はある程度光量を確保しやすいですが、ほかの方角は時間帯によっては暗くなることもあります。

特に昼間過ごすことが多いLDK回りは、メインの掃き出し窓・サブの高窓などバランスの良い配置を考えてみてください。

 

隣の家との位置関係が難しい

水平方向のプライバシー性が高い高窓ですが、隣の家が近いと二階の窓から丸見えになってしまうこともあります。

例えば1階の高窓の延長線上に隣の2階窓があると、こちらの室内が丸見えになってしまいます。

都市部で隣の家との距離が近い場合は、周辺の家やマンションなど高い建物との位置関係が難しいです。

平面図や3Dパースで確認するだけでなく、現地を訪れて周辺環境との兼ね合いにも注目してみてください。

 

高窓のあるおしゃれな注文住宅事例

 

事例① 2階リビングの高窓

二階リビングの高窓

事例詳細⇒愛知県海部郡蟹江町建築家と建てる注文住宅|2階リビングと小上がり和室

遮るもののない2階リビングの高窓は、一日中カーテン無しで光や眺望を楽しめるレイアウト。

外観のアクセントになっている高窓

2つの大きな高窓は、外観上のおしゃれなアクセントとしても機能しています。

 

 

事例② リビング階段×高窓

リビング階段と高窓の組み合わせ

事例詳細⇒愛知県知多市デザイン住宅|キッチンタイル|外観照明

リビング階段の吹抜け部分を活用し、高窓で上下階両方の採光を確保しています。

階段で視線誘導した先に高窓を配置することで、リビングの開放感がアップする効果も♪

 

 

事例③ 洗面所の高窓

おしゃれな洗面所の高窓

事例詳細⇒愛知県江南市建築家と建てる家|洗面化粧台

採光の確保が難しい洗面所は、高窓との相性が良い間取りの一つ。

脱衣所も兼ねる洗面所ですが、高窓ならプライバシーを気にせず光を採りこむことができます。

洗面台の頭上なら、壁面が減らないのもうれしいポイント。

 

 

事例④ キッチンの高窓

キッチンの高窓

事例詳細⇒愛知県名古屋市デザイン住宅|おしゃれな三角屋根の家、外観/内装事例

暗くなってしまうことが多いキッチンと高窓も相性の良い組みあわせ。

お隣の家が近くても、横スリット高窓なら目線が気になりません。

キッチンの奥行きが強調されて、広く見えるのも細かな工夫です。

 

 

事例⑤ 部分吹抜けの高窓

部分吹抜けの高窓

事例詳細⇒愛知県小牧市建築家と建てる家|シーリングファン|階段下スペース

LDKの中心に配置した部分吹抜けと高窓は、コンパクトで効果の高い定番の組み合わせ。

 

高窓から自然光が入るリビング

たっぷりの光と高い天井高で、LDKに大きな開放感をもたらしてくれます。

 

 

まとめ

おしゃれで明るいマイホームを目指すなら、ぜひ高窓を選択肢に加えてみてください。

プライバシーが気になる市街地、広い土地の郊外、どちらの家づくりにも高窓は役立ってくれます。

今回ご紹介した以外にもたくさんの施工事例がありますので、こちらもぜひご覧ください。

 

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名古屋市で1960年創業の国松工務店が母体となり、確かな技術力と長く快適に暮せる性能にもこだわっています。

名古屋周辺でデザイン・暮らしやすさどちらにもこだわったおしゃれなマイホームを建てるなら、ぜひお気軽にご相談ください。

監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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