家づくりコラム

家づくり

2022.6.12

名古屋のデザイナーズハウス事例|建築家選びや間取りの注意点も

黒色と木の色が調和したデザイナーズハウスの外観

この記事ではデザイナーズハウスのような素敵なマイホームを建てたい方に向けて、建築事例や注意点などを解説します。

建築家選び、住みやすさとのバランスなど、デザイナーズハウスならではの取り組み方を覚え、こだわりのマイホームを建ててみませんか?

 

 

 

デザイナーズハウスは住みにくいって本当?

デザイナーズハウスの吹抜けLDK

インターネットで検索すると、「デザイナーズハウスは住みにくい」という意見を目にすることは多いですよね。

結論からお伝えすると、デザイナーズハウスが必ず一般住宅より住みにくくなるわけではありません。

そもそもデザイナーズハウスに明確な基準はなく、「オリジナリティの高いデザイン&コンセプトの家づくり」を指すことが多いです。毎日の生活を送るための場所という目的は、一般住宅と変わりません。

一般的な戸建て住宅でも、成功例・失敗例はありますよね。デザイナーズハウスも同じです。

デザインだけを重視しすぎると暮らしにくい間取りになってしまいますが、意匠性と実用性を両立することは不可能ではありません。

しかし建築家が自分の作品としてアピールするためお施主様の意見を軽視してしまうと、暮らしにくい家になる可能性は考えられます。

詳しくは後半の注意点で解説しますが、デザイナーズハウスは建築家・デザイナーとの相性に注目して暮らしやすさとのバランスを考えましょう。

 

おしゃれなデザイナーズハウス事例

つづいて、デザイナーズハウスの事例を見ながら雰囲気をつかんでいきましょう。

 


事例①

総二階・切妻屋根のデザイナーズハウス外観

詳細ページ⇒階段下のスペースを有効活用しているデザイン

シンプルな総二階×切妻屋根の外観ですが、窓や下屋をバランス良く組みあわせ、上品なデザインに仕上げています。

軒の出幅をなくした屋根形状も、古臭さのないモダンテイストな雰囲気を作る工夫の一つ。

 

スケルトンデザインのリビング階段

スケルトンデザインのリビング階段は、室内に光を採りこみそれ自体が素敵なアクセントになっています。

 


事例②

四角い箱のような外観のデザイナーズハウス

詳細ページ⇒おしゃれな階段|ポポラート

ブラックの四角い箱のようなシルエットに、インナーテラスで立体感をプラス。木目も外観のおしゃれなアクセントになっています。

 

木目調のインナーバルコニー

雨風を防げるアウトドアリビングになるだけでなく、外からの視線を和らげる効果も期待できます。

 

赤いスケルトン階段がおしゃれなLDK

フロアの真ん中に配置した階段は、差し色のレッドがデザイナーズハウスならではの雰囲気を作っていますね。

キッチンは吊戸棚やキャビネットの一部を無くしたオープンレイアウトですが、背面にしっかり収納量も確保。

 


事例③

モダンテイストのデザイナーズハウス外観

詳細ページ⇒デザイン賞を受賞した中庭のある家

玄関正面は思い切って窓を無くし、シンプルながらパッと目を引くスタイリッシュな外観に。

外構もシンプルなモダンテイストでトータルコーディネートしています。

 

中庭に面したデザイナーズハウスのリビング

LDKに面した中庭は、外部の視線を感じることなくたっぷりの自然光を採りこめる間取りアイデア。

カーテンで人目を遮る必要が無いので、お部屋の明るさと開放感も大幅にアップします。

 

バイクガレージの隣にある書斎スペース

階段下のデッドスペースを活用した書斎は、バイクガレージに直接つながる夢のある間取りに♪

 

 


事例④

ネイビー外壁の二階建てデザイナーズハウス

詳細ページ⇒眺めのいいお風呂

ポーチを作らず雨風を防ぐ玄関レイアウトは、ムダのない機能美を感じさせてくれます。

 

デザイナーズハウスの対面キッチン

30坪の限られた床面積の中でも、視線抜けの良い窓配置や広く見える天井までのハイドアなど、細かな工夫がたくさん♪

 

デザイナーズハウスのおしゃれな和室

畳を採り入れたおしゃれな和モダンテイストも、デザイナーズハウスならではの間取りアイデアです。

 

 

デザイナーズハウスの注意点

 

建築家・デザイナーとの相性が重要

2つの箱を組み合わせたシンプルなデザイナーズハウス

一般住宅よりコンセプトがはっきりするデザイナーズハウスでは、建築家・デザイナーとの相性はかなり注意すべきポイントです。

一口に建築家と言っても、得意とするデザインジャンルや住まいに対する考え方は人それぞれ。

理想の住まいイメージにピッタリ合う建築家に相談しないと、冒頭で触れた「住みにくいデザイナーズハウス」になってしまう可能性があります。

建築家やデザイナーを選ぶ際は、表面的なデザインの好みはもちろん、「住まいに対する考え方や想い」まで注目してみましょう。

疑問や悩みについてどんなアドバイスをしてくれるのか、実際に話をしてみるのがおすすめです。

いきなり建築家にコンタクトを取るのは敷居が高いと感じる方は、建築家と提携している工務店に相談するのも一つの手です。

お客様の希望をお伺いし、過去に付き合いのある建築家からピッタリな人材を紹介しやすいのが施工店目線のメリット。

私たちR+houseも100名以上の建築家が居ますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

完成まで時間の余裕を持つ

デザイナーズハウス施工中の職人

デザイナーズハウスは比較的検討期間が長くなることが多いため、なるべく余裕を持って取り組むことも大切です。

完成度の高いデザイナーズハウスづくりでは、コンセプトやディティールを細かく作りこむ必要があります。

時間の余裕が無いとあせりや妥協が生まれ、結果的にデザイン満足度や住み心地の低下につながります。

前述した建築家選びからデザイン・間取りの作りこみまでの段階は、ある程度余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。

 

住み心地とのバランスを大切に

見るだけでワクワクするデザイン性は大切ですが、偏りすぎず住み心地とのバランスもしっかり考えましょう。

どんな間取りにも一長一短があるため、デザインだけで選ぶと暮らしにくい家になってしまう可能性があります。

 

大きな吹抜けのLDK

例えば吹抜けは大きな開放感とデザイン性を得られる反面、空気の体積と窓面積が増えるため冷暖房効率が低下します。

断熱性の高い窓やシーリングファンによる空気の攪拌など、しっかり対策しないと快適性の低い空間になってしまうわけです。

 

吊戸棚を無くしたオープンキッチン

また吊戸棚のないオープンキッチンは、単体の収納力が低下するのでそのままではお料理効率が悪くなってしまいます。

パントリーなどほかの間取りアイデアで収納力をしっかり補うことで、デザイン性が高く使いやすいキッチンになるのです。

どのお部屋の間取りを考えるときも、必ずデザイン・機能性・収納力それぞれをチェックしバランスを取ってください。

 

売却難易度は高め

オリジナリティの高いデザイナーズハウス外観

世界に一つだけのデザインと間取りを作れる反面、売却時の難易度が高い点はデザイナーズハウスの注意すべきデメリットと言えます。

デザイナーズハウスは、例えるなら自分の体形に合わせてオーダーしたスーツのようなものです。ご自身にピッタリ合わせることで、逆に他の人にマッチしない可能性が高くなるのです。

ご自宅としてずっと住み続ける分には問題ありませんが、売却する場合は時間がかかる可能性があります。

デザイナーズハウスを検討する際は、「長く住み続けられるかどうか」を一つの判断基準にしてみてください。

お仕事の転勤などがある方は、賃貸として貸し出すなどの選択肢も頭に入れておくと良いかもしれません。

 

まとめ

デザインの好みやライフスタイルを細かく反映できるデザイナーズハウスは、理想のマイホームを目指すならぜひ検討したい選択肢の一つ。

デザインと機能性のバランスをきちんと考えれば、暮らしにくくなってしまう心配もありません。

デザイナーズハウスづくりの一番のポイントは、信頼でき理想のイメージがぴったり合う建築家・デザイナーを見つけることです。

 

私たち「R+house」は、建築家とのおしゃれな家づくりを施工店の立場からご提案しています。

愛知県の国松工務店が母体となっており、100名以上在籍する建築家がお客様の生活スタイルや好みに合わせたプランをご提案いたします。

 

家づくりに役立つ勉強会やモデルハウスを随時開催していますので、ぜひお気軽にご活用ください。

監修者情報

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】編集部

国松工務店【R+house 名古屋西・緑・東海】では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
家づくりのご相談なら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

詳しいプロフィールはこちら
InstagramYouTube